2013年05月21日(火)
この時期の潅水 [季節の作業]
体調不良で1週間ほどご無沙汰していました。
この時期は人もそうなので寒蘭もいろいろありますね。
急に暑くなってきたので水掛も大変です。
蘭舎は昨日今日と30℃を超えていた。
今朝はまだ良いかと思っていた水掛を今日は午後に実施。
17日にやってからなので中3日だが、30℃を超えるこれからはこんな間隔になってくる。暑くなければ4日でも5日で良いのだが、暑さ対策には早めの水やりが大切だと思う。
今日は時間もあったのと午後2時頃の水掛だったので葉先までたっぷりとかけた。汚れを落とすように3,4回洗い流した。
暑さで参っていた蘭も生き返ったようだ。
この時期水やりの時間帯はいつが良いのかと良く聞かれるが、環境を十分に管理できている蘭舎なら時間はいつでも良いと思う。ただし、夜温が25℃を超える夏日には日が落ちてからの潅水はNGだ。
理想としては晴天時の早朝が一番良いと思う。
西谷物を直接の交配親としない苗に綺麗な芽が出ていた。
交配親のどちらかに西谷の血が入っていたのだろう。
最近よく聞くが、意外な品種に西谷がかかっているようだ。
(参考=新芽の刷毛は西谷の遺伝的特性で他の地域の蘭には見られない西谷物の形質だという説がある。)
Posted by woods at 2013年05月21日(火) 18時27分 パーマリンク
2013年05月11日(土)
金紫鳥 [雑記]
「金紫鳥」のPRです。
言うまでも無く「金紫鳥」は黄金葉の寒蘭です。
花が無くても十分楽しめる蘭ではないでしょうか。
(花は一輪は無点であるという以外は普通の花ですが、朝日を当てると鮮やかな紫がかった桃紅になります。それと花間をとった大輪花です。)
親葉も黄色いですが、幼木はもっと黄色い葉です。
蘭棚の中でも一際目立つ存在。
隣は「無限」の葉。
新芽はあまり赤くなく、淡いピンク色。
(四万十川沿いの「鵜ノ江」から「玖木」にかけての黄金葉は新芽が鮮やかな赤色で出ると黄花が咲くことが多く、桃や紅花は更紗芽であることが多い。)
(金紫鳥は命名後10名ほどに渡っていますが、まだ一般に流通していない蘭です。)
「命名時の画像」
この時点で金紫鳥と命名したが、この写真が命名写真に使われることは無かった。
(1週間後の本部展に別株を出品しその画像が命名写真となっている。なぜか私が提出したこの写真は採用されなかった。)
平成20年の中村支部展。
右端が金紫鳥。この大きさがちょうど良い。
PRが効いたのか、いくつかあった苗が完売しました。
ありがとうございました。5月21日
Posted by woods at 2013年05月11日(土) 14時19分 パーマリンク
2013年05月10日(金)
今年の新芽 [最近の蘭舎]
7日の蘭舎です。
心配していた新芽もやっと見えてきた。
早いもので4、5センチほど、
こちらは2センチくらい顔を出している。
どこに出ているかと探さないといけないが、ほとんどの株に出てきた。
これが一番伸びているかな。
Posted by woods at 2013年05月10日(金) 20時48分 パーマリンク
2013年05月08日(水)
鉢の消毒 [季節の作業]
画像は今日の第三蘭舎。
今朝は中3日だったが潅水した。
晴天が続き気温もうなぎ登りで今日も30℃近くまで舎温は上がっていた。
その後、貯まっていた古鉢を綺麗に洗って消毒した。
寒蘭鉢の消毒はもはや必須事項だ。鉢の使い回しをする限りこれの手抜きをすることは私にとって考えられない。
使っているのはいつものケミクロンG。この容器で今日も1,000倍液10分浸漬を行った。
今日はケルヒャーの高圧洗浄機を買っていたので使ってみた。
なかなか上手く汚れが落ちる。優れものだ。
始めて使ってもっと早く買っていればと後悔した。
言うまでも無く、以前の手洗いから大幅に時間は短縮された。
Posted by woods at 2013年05月08日(水) 17時36分 パーマリンク
2013年05月07日(火)
土の配合と保管 [季節の作業]
今日は第三蘭舎で使う土を配合した。
植物を植え付ける場合、直前の配合はNGである。
前もって配合して、しっかり潅水しておくことが必須。
理由はいろいろあるが、植傷や活着不良を防ぐため使用する2週間前までにはここまでしておく必要がある。
Posted by woods at 2013年05月07日(火) 22時07分 パーマリンク
2013年05月06日(月)
今日の蘭舎 [最近の蘭舎]
蘭の大移動もあらかた終わり、第一蘭舎もずいぶんと賑わってきた。
画像は今夜の第一蘭舎です。
今日は30℃をこしたくらいで特別なことは無かったですが、病害虫予防のため農薬散布をした。(使用したのはアミスターフロアブル2000倍+コテツフロアブル2000倍+アミノメリット黄1000倍の混合液)
アミスターは新芽に炭そ病が移るのを防ぎたいため、コテツはホコリダニ対応。アミノメリットはついでに入れた。
Posted by woods at 2013年05月06日(月) 20時26分 パーマリンク
2013年05月01日(水)
ビニール除去と遮光 [季節の作業]
第三蘭舎の慣らし期間も終わり今日はビニールをすべて取り除いた。
ついでに遮光も真夏仕様に変更した。
(ただし天井のみ)
気温の上がる6、7月には、サイドはもっと暗くする。
この時期は気温が低いのでサイドから入る反射光はすこしでも取り入れたい。
Posted by woods at 2013年05月01日(水) 21時06分 パーマリンク
夏モード [最近の蘭舎]
Posted by woods at 2013年05月01日(水) 19時59分 パーマリンク
2013年04月30日(火)
第一蘭舎の蘭たち [最近の蘭舎]
いくつか紹介する。
【「里紅」?】
これは80十周年記念大会で一般部門優勝の「里紅」。
このときまでは命名里紅と同じと思っていたが、少し違っていると思えたので今では里紅系紅花としている。
ただ、そのときの株はこれだけ小さくなってしまった。
【東の苗】
名の浦産だと思っていた苗に昨年花がついた。
写真で見ると無点で良い花に見えるが、残念小花だった。
【地元産】
改めて写真を見るとこんな良い花が咲いていたかのと思ったほどだが。
咲き始めの舌が巻かないときに撮った写真だろう。
ノートの評価点は3+と低い。サイズが80センチだったからだろうか。
おそらく銘品の実生だと思うが、整った花だった。
欠点はないが中輪だ。
【玖木産】
せせらぎ似の青花。
私の所でも何度か咲かせているが、なかなか良い花になってはくれない。
いつかしっかりした花に咲かせたいと思っている。
Posted by woods at 2013年04月30日(火) 19時16分 パーマリンク
2013年04月29日(月)
今日は土作り [最近の蘭舎]
今日は第一蘭舎で使う用土を作った。
ここは第三蘭舎の立つ上の畑の作業台。土はサンドイッチ方式でハンドパワーで混ぜている。
この土を下にある第一蘭舎に運ぶのに何か良い方法が無いかと工夫してみた。
パイプを使ってここから下のローリータンクに落とし込めば楽だと思い。ネトロンパイプとコーンを買ってきた。
コーンは逆さにし漏斗の代わりにした。
野外のパイプは4mのネトロンパイプ。
想定外に調子よく下に流れ落ちていった。
網目状になっているので落ちる振動でちょうど篩のようにみじんを濾してくれた。
傾斜があるので上手く落ちないかと心配したが以外と上手くいった。
蘭舎内は伸縮可能なアルミダクトホース。使用後は縮まるので邪魔にならない。
上手くタンク内にたまっている。
途中何度か降りてきて手でならしたが、容器に入れて運ぶ思いをしたらずっと楽だ。
番犬「クロ」が何事かとのぞき込んでいた。
いつのまにか こんな花が咲いていた。
Posted by woods at 2013年04月29日(月) 21時48分 パーマリンク
2013年04月28日(日)
第一蘭舎の蘭たち [最近の蘭舎]
【山採り蘭】
これも木が大きくなる大型の蘭だ。
平成15年に採取し平成22年に初花が咲いたが、不思議な色合いの黄花だった。
10センチを超えるサイズで見応えがあるが花間が詰むのが欠点である。これもいつか良い花が咲かないかと残した。
【十川の黄金葉】
この蘭も二株になっているが、なかなか良く咲いてくれない。
かなり古い蘭で何人かが作っていたようだが、展示会に出てくることが無い作りにくい花のようだ。
私が始めて咲かせたときはすんなり咲いていたが、ここ何年かは手直ししないと花弁が抱えてしまう。
いつかまともに咲かせて展示会に出したいと思っている。
【地元産】
昨年の初花で色が良かったので残した。
株ができてどう変化するか楽しみにしている。
Posted by woods at 2013年04月28日(日) 22時05分 パーマリンク
2013年04月27日(土)
今日の蘭舎 [最近の蘭舎]
この一ヶ月蘭の管理に変わったことが無かったですが、第二蘭舎は今夜からビニールを開放することにしました。
昨日までは夜間は毎日閉めていた。
こちらは新第一蘭舎。
建て替えもやっと終わり、早速何鉢か入れてみた。
他にブログネタが無いので、第一蘭舎に入っている蘭を紹介してみる。
これは「金紫鳥」。いくつか株分けしているが2番目に大きい株になる。
これは竹内の蘭で「無名紅の大輪」。
鉢は7.5号でこれでも鉢が小さいくらいだ。
濃紅で大きい花だが花間が詰むので展示会等には出したことが無い。
いつか良くのではないかとずっと作っている。
平成23年の花。綺麗な全面無点でサイズは11〜12センチくらいあったと思う。
こちらは自分の山採蘭で平成16年の「大方愛蘭会優勝花」。
十数年前に川登で採取した。当時は年に200〜300本は採取していたが花が良くて残っているのはこの蘭だけだ。
一度優勝したもののその後はまともに咲かないので大株になっている。
私の蘭の中で一番大きい蘭だ。
昨年の花。
伸びが悪く閂もあり作品にならなかった。というのも新芽を3つも付けていた。葉を長くしたくないため芽かきをしなかった。
Posted by woods at 2013年04月27日(土) 20時44分 パーマリンク
2013年04月13日(土)
「渚」似の桃無点花 [コレクション]
Posted by woods at 2013年04月13日(土) 20時39分 パーマリンク
2013年04月12日(金)
今日の [最近の蘭舎]
代わり映えしないが今日の第二蘭舎です。
消毒してからこちら何もなにも変わっていない。
電気ストーブは撤去しているが、ここ何日かは欲しかったかなと思う。
4月一杯はビニールで囲っているので除湿器だけは稼働している。
25℃設定の換気扇は昨日今日と回っていない。
扇風機もそうだ。
十分張っているバルブにも芽が見えていない。
葉芽は止まっているのでは無く、未分化なのかもしれない。秋芽は伸びているので生育遅延とも思えない。
夜温が15℃を超えてこないと無理なのだろう。
Posted by woods at 2013年04月12日(金) 23時28分 パーマリンク
2013年03月26日(火)
農薬散布 [季節の作業]
春先になると葉先の枯れ込みもそうだが袴の枯れ上がりが目立ってくる。病気で無ければ心配ないのだが炭そ病等で枯れている場合も多いと思う。
この株は完全に炭そ病に冒されていた。回復してきたが袴にまだ病徴が残る。
こちらも昨年の芽の袴が枯れ上がっている。前年の袴が枯れていると次の芽も早くから枯れてしまう。
ここ何年かお世話になっている薬剤。
これを使ってきて袴の枯れ込みはずいぶんと少なくなった。
農薬の効きは散布方法によって大きく違う。
私はこの7頭口の散布ノズルを使っている。
如雨露で葉にかけるのはNGだ。
細かな霧状で大量にかけている。
私が使っている動力噴霧器は専用で無くホームセンターで売っている家庭用の電動ポンプだ。
これで十分な圧力が得られる。
Posted by woods at 2013年03月26日(火) 21時50分 パーマリンク
2013年03月21日(木)
そろそろ暑さ対策 [季節の作業]
第二蘭舎(屋根材はポリカの透明)は遮光率70%の白色遮光ネットと一部白色寒冷紗を張っている。今日はビニールの裾を何カ所か開けて換気扇も回していたが、この中は30℃を超えていた。
明日は遮熱ネットに張り代えろうと思う。
こちらは第三蘭舎。遮光は遮光率75%の遮熱ネット1枚。屋根材はノーポリなので、ポリカよりは光の透過率が高いが、温度は27℃だった。
遮熱ネットは温度を上げない効果も高い。
第一蘭舎は? と聞かれそうなので・・・
今はこんな状況。大きな犬小屋!!
(建て替え中です)
【張り替え後】
Posted by woods at 2013年03月21日(木) 21時06分 パーマリンク
2013年03月20日(水)
施肥の次は・・ [季節の作業]
画像は一昨日の第二蘭舎の蘭、肥料がだいぶ効いてきているようだ。
グリーンキングは加工の過程で発酵しており肥料成分の無機化がある程度進んだ肥料だ。有機質肥料と言っても即効性の部分も大きいのだろう。
ただし完全に無機化しているわけではなくカビも生えて来るので遅くまで肥効は期待できる。
ちなみにこのカビは最初はグリーキング自体に含まれる酵母菌によることが大きいらしい。カビの区別ができないがここにはやがて蘭菌も侵攻してきて餌としているのではないだろうか。
さて、肥料の次は
キトチンキをやろうと思う。昨日、窪川まで行って買ってきた。
四国では農機のクボタが代理店になっているようで、私は四万十町にある店で買っている。
キトチンキの潅注だが、1000倍液で年に何度もやるとすぐなくなってしまうので、今回は2000倍でやろうかと思う。そして夏に様子を見てフザリウムやセンチュウの発生がなければ秋にはやらないでおこうかとも。
24日
150ccを200リッター潅注した。
Posted by woods at 2013年03月20日(水) 10時21分 パーマリンク
2013年03月14日(木)
オークションについて [雑記]
先ほど何点かオークションに出品しました。
これを伝えたかったのだが、これだけでは芸がないの苗づくりについて少し書いてみる。
これはオークションや交換会へ出品しようと思って育てている苗。
ほとんどが自分が育てた蘭のバック出しだ。バック出から連続した新芽を2芽以上出そうとしている。これがなかなか難しい。二年三年とかかってしまうので大変なのだ。1芽付けて出せば簡単だが、いろいろあって2芽以上にこだわってみたい。
一つはバックの処理だ。売るときは基本的にはバックは除けておきたい。1芽で外すとさすがに次の芽は小さくなるので2芽にしている。
この株のバックは葉が痛んできたので早めに元から剪除した。バルブと根はまだ残しているが秋には外す。
こちらは古いバック2芽付いているが、新芽が出れば秋には外す。
付けて出せば良いと言われそうだが、以外と古いバルブには病気が付いていることが多く病気(炭そ病など)を潜在的に保菌していると古くなって弱ってくると発症することもあり、病気予防のために2芽目が成熟すれば早めに除けるようにしている。
ただしこれらは理想であって1芽で出すこともバックを付けて出すことも実際は多い。
次に2芽以上にしたい最も大きな理由が、腐敗病の確認だ。
画像は腐敗病も含めて病気の様子見の鉢。
二年あるいは最低でも2シーズン(生育適温25℃前後の腐敗病の発生時期)は様子を見ていないと病気を持っていないと言えないのが腐敗病なのだ。腐敗病は購入して1シーズン目は大丈夫だったが2シーズン目で発病したという事例が多い病気だ。専門的な話になるが厚膜胞子が袴や根に付着していると5〜6年は感染の危険性がある。
感染の可能性のある場所から入れたものでも、ここで2芽出していればこの間病気が発生していないと言うことであり、1芽の時よりも保菌している可能性がきわめて低いわけである。
こちらは交換会等で入れた未開花株。
ほとんどが5〜6年以上育てている。これが売れれば出品したいが、今ではほとんど動かない。良い花が咲いてくれることを願うだけだ。
Posted by woods at 2013年03月14日(木) 21時53分 パーマリンク
2013年03月12日(火)
メインサイトについて [雑記]
検索等で直接ブロクへ来られた方へお知らせです。
このブロク「Woodynote」はメインサイトTosakanran's Site Woodynoteの一コンテンツとして設置しています。
メインサイト」では「情報交換掲示板」や「 要望、Q&A掲示板 」のほかオークションも開催していますので是非ご利用ください。
また、会員制(入室制限しているだけですが)のWoods倶楽部や趣味のデジタルカメラの姉妹サイトも運営しています。なお会員制ページについてはこちらにある入会案内リンクをご覧ください。
Posted by woods at 2013年03月12日(火) 23時14分 パーマリンク
2013年03月11日(月)
今日の蘭舎 [最近の蘭舎]
この時期の管理は花を目的に栽培しているものにとって一番大事だ。
花芽分化期までにバルブを充実させて根にまで養分を蓄えさせないといけない。貯蔵養分不足では花芽分化に至らない。
そのためには十分な栄養と水を与え、活発に光合成を行わす必要がある。
今日は暑さ対策のため白色寒冷紗を一枚追加した。
人が見ると明るすぎじゃないかと言われるが、ぎりぎりまで明るくしている。今日はこらえきれなくなって遮光を増した。
遮光ネットの下に寒冷紗を張っている。
こちらは販売用の棚。
バック出しがほとんどなので、急いでバルブを充実させる必要はない。
ただ管理は一緒だ。
そのため葉芽が付くのは早い。
どうしてか花芽はバック出しの2芽や3芽ものには付いてはくれない。
花芽を出すには相対的な貯蔵量ではなく量的なものなのだろう。
Posted by woods at 2013年03月11日(月) 21時27分 パーマリンク
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