2019年08月02日(金)
処置 [最近の蘭舎(旧)]
画像は31日にアップした隔離中の病株2鉢。
症状がさらに進行していたので処置をした。
これで残ったバルブが正常で済むかどうか判らないが取りあえず出来る処置をした。
左側の株
症状的には腐敗病に似ている。
昨年のバルブの葉はすべて離層部から落葉しているが一昨年のバルブが4枚中2枚が落葉3枚目も落葉しかかっているものの1枚は正常に残っている。枯れたバルブにカビの発生は無い。バルブは堅いまま(後でハサミで割ってみると黒変していた)。これらのことで腐敗病では無いと判断した。
枯れたバルブは根がほとんど傷んでいた。
腐敗病であればこの時点では根はきれいだ。
腐った根を除けた状態。
新芽から腐っていった感じだ。昨年のバルブに2センチくらいの真っ黒くなった新芽が付いていた。
新芽と昨年のバルブを除けた。
画像は昨年のバルブを立てにハサミで割っている。中まで真っ黒になっていた。
4.5号のプラ鉢に植えて経過を見ることにした。
こちらは右側の株
昨年の芽が奴で出ていて、その片方は新芽出ていたが枯れている。もう一方が黄化してきた。
これも一見腐敗病に見えるが、この株をおいていた周りには感染源がないはずなので炭そ病かなと・・・
傷んだ根を取り除き、枯れた新芽と黄化したバルブを除けた。
こちらも4.5号プラ鉢植えで様子見。
Posted by woods at 2019年08月02日(金) 10時17分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 8 )
コメント
touyouran さん
薬剤防除ですが、神経質にならなくても良いと思います。月2回くらいの定期的な予防散布でかなり押さえることが出来ます。それと濡れ時間を考えた潅水を行えば特に問題になるほど病気は出ないです。私のやり方で今年病気が多くなったと言うことは無く、逆にここ何年かの管理方法の改善(床面散水や蘭棚周りの腰高囲い等)で蘭が元気になり病気の発生はかなり少なくなっています。湿度が管理されると土壌の過乾燥が減り土壌湿気が適度になるります。これにより蘭菌の活動が活発になっています。その結果、蘭菌との拮抗作用で他の菌が抑制され病気の発生が少なくなっていると思われます。
早々のご返答有難う御座いました。
年々過酷な季節になって来ました。
湿度と温度を上手に管理することとそれに対する薬剤での防除が課題ですね。
touyouran さん どうしても湿度が高くなると病原菌も増殖しやすくなりますね。当然発病を少なくするためには薬剤の予防散布を行うとか耕種的防除として夜間は風通しをよくする等を上手く組み合わせていくしか無いです。
ただ私のやっている床面散水では朝晩の1〜2時間湿度が高くなっているだけのようです。(サイドのビニール囲いは日がさしている時間帯です。天気の悪い日や夜間は開放しています。)日中の床面散水は高温対策でしています。これで1〜2℃は舎温を下げてくれます。
永瀬さん 今年の新芽の腐りは梅雨期に原因があると思います。今年の梅雨は短かったですがほとんど毎日雨が降りました。バックバルブに病気がある場合に土の中で新芽に感染する確率が高かったと思われます。降ったりやんだりの天気ならそんなには出なかった病気が雨が続いたので(潅水した水が乾きにくく)表土が常に水を含み病原菌の繁殖を助長し発病したと考えられます。当然バックバルブの病気の進行も早かったと思います。地下で起こっている病気は梅雨明け後に地上で症状が見つかることが多いです。
初めての投稿になります。私も以前からこれからの気候の変化に対しての管理に前向きに同じ様なチャレンジをしようと考えていました。
温度と湿度の関係はとても大切だと思います。ミストで湿度をあげる場合は高温時にミストが長時間に栽培固体に過度な加湿で菌を繁殖させてしまうのではないかと考えて躊躇していました。
是非、ご教示頂きたい課題です。
WOODSさん今晩は。
同じ症状の鉢が数鉢出ました。
去年の新芽が8月に入り葉の根元から折れて
バルブは黒くくされて根も灰色でした。バックの株は
根もバルブも正常です。
植え替えて様子見で棚から出して管理してます。
高温と湿度が関係してるのでしょうか?
暑い日が続きますね。
こう暑いと葉のダメージは仕方ないですが、少しでも湿度が高いとましな気がします。
毎日蘭舎の中は35度近くまで上がっています。ただ加湿器のミスト効果で外気温より1.5度程低く保たれているので良しとしています。因みに湿度の方は昼間の高温時間帯は期待した程効果なしですが気温が下がれば効果が見込める感じです。
新葉や去年の葉は大丈夫ですが、古葉はここ数日で黄化したり黒点が出たりと症状が見えているものがあります。これだけ暑いと仕方なしですかね。
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