2017年07月21日(金)
今朝の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
昨日は空梅雨だった梅雨が明けたとたんに大雨が降ったが、今日は晴れそうだ。
梅雨が明けたら考えようと思っていた遮光はこのままでいいかと思っている。湿気の多い天気が続くので正確には計れないが、晴れ間が見えたときの照度が1万ルックス前後だ。
ここを訪れた人は葉が綺麗だと褒めてくれる。
それは当然なことで綺麗な物しか置いていないからだ。少しでもおかしな鉢は第二蘭舎に移していて、その後空いたところに第三蘭舎の生き良い蘭を持ってきている。
おかしな蘭はこの棚でしばらく様子を見ている。
蘭の病気の多くは感染源は親バルブだ。親株に病気があると新根や新芽に容易に移ってしまう。逆に親バルブが保菌していないとなかなか発病しない。
隣の株から移るのじゃないかと言われるが、薬剤防除と耕種的防除でその可能性は大きく低下する。逆に親バルブからの感染は予防が難しい。
腐敗病は枯れた患部を切除後に、新たに芽が出るなど良く育っていても、次の年もしくはその翌年に発症してしまうことが良くある。このため隔離して2年もしくは2シーズンは注視していないといけない。
これだけ腐敗病の疑いのある株があるのかと思われてしまいそうだが、この棚から腐敗病を発症することはほとんどない。隔離する前に明らかに腐敗病と思われるものは廃棄しているからだ。ここに隔離されている物はほとんどが一過性の炭そ病や肥料痛みなどで終わっている。
また、外部から入れた蘭もここで2年間管理している。
Posted by woods at 2017年07月21日(金) 06時40分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 6 )
コメント
畜産波板は色々あると思いますが透過率40%程度のものでしょうか?
これだと夏場は良いですが冬場は完全に光線不足になります。
温度は同じ透過率なら2、3℃は低くなり、冬場は相当冷えますね。
植物を育てるのに光線不足は致命的です。畜産波板を使用するなら、屋根を高くして、側面を透過率の高い資材にするなどサイドからの採光を良くする工夫が必要です。
woodsさん今日は。
高知の方では畜舎波板が
蘭小屋の屋根材として使用されて
いるようです。
熱はある程度遮断するようですが
光線を通さないようですね。
葉緑素の関係である程度の
光線が必要だと思うのですが
今はタキロン波板ブラウン色を使用
しています。
屋根の天井は高いところで2Mです。
蘭小屋の中が蒸し暑いです。
そこで畜舎用波板の使用を考えて
いるところです。
どんなものでしょうか?
こちらは梅雨明けしてから毎日雨降ってます。
流歌は85周年記念大会で久岡一氏が金賞受賞記念に命名しています。竹内が桃天紅と仮名を付けていたもので私のオークションで落札してもらったものです。
こんばんは。 やっと梅雨明けしたけれど、ニュースでは関東は水不足とか、一般家庭では実感できないです。
ひとつ気になったことが、土佐愛蘭会の銘名品解説の1273「流歌」の命名者が久同様とありますが?
一番上は遮光率75%の遮熱ネットです。一部25%と40%の寒冷紗を張っていますが7割方は遮熱ネット1枚です。白く見えているのはノーポリの透明ビニールですね。
腐敗病は一度蔓延さすと根絶するのは何年もかかります。とにかく蘭舎に入れないことを心がけていますが、私の回りでは毎年何鉢も枯らす人は少なくなく、交換会等で入れた蘭がどうしても年に2、3鉢は枯れています。
山採りだけで出入りがなければこんな病気の心配はいらないのですが。
お早うございます。
寒冷紗は遮光率50%くらいでしょうか?
下に白冷紗を張ってあるのですか?
蘭舎も使い分けされていて
病気に対する取り組みについても
勉強なります。
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