2017年09月15日(金)
今年の成績? [最近の蘭舎(旧)]
今年は
1.今年は新芽に花が付く物が多い。
2.今年二度目の新芽。最初の新芽に花が来ている。
3.三芽物に新芽2つ。片方の新芽に花芽が付く。
今年の花付きの状況を見ていると、こまめに光環境を整えてきた成果だと思う。光合成についてはもっと語りたいが記事にするには難しい課題なので詳しく書けない。
ようは・・・
私の回りでは今年は「花芽が遅い、付かない」とか、「花芽が細い、新芽が止まって太らない」とか言っている人が居るが、環境作りをおろそかにして何を言っているのだと思う。
大事なことなのだが・・・
上手く説明できないが、
寒蘭の生育を見ているとハイブリッドエンジンを積んだ車のように思える。アクセルを踏んだときは普通のエンジンのように回転数が上がるほど早く遠くへ走る。この時余ったエネルギーが蓄電されて電池に蓄えられガソリンエンジンが回らないときでも電気モーターで走り続けられる。
ガソリンエンジンはアクセルを踏んで回転数を上げるが、光合成ではアクセルを踏むところが光の強さになり2千〜1万5千の間で明るいほど光合成量が活発に行われる。それ故5千回転で走る車と1万回で走る車で進む距離が違うように照度が違えば葉や花芽の生長に違いが出る。そして晴天時に余分に合成された有機物が蘭菌によって高度な栄養となって蓄積される。それを曇雨天で光合成が出来ないときに寒蘭が栄養源として使っている。
Posted by woods at 2017年09月15日(金) 21時17分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
コメント
tairo1008 さん
今年は新芽が早く成長&花芽分化が多くなるような天候だったと思います。台風明けから本格的な花芽管理をしようと思っています。
katsuya さん
植物はどれも基本は一緒だと思います。ハウスの野菜でも光線不足は収量減となって致命的です。
これから忙しくなります。
おはようございます。
どれも新芽が立派に成長していますね。状態の良さが伺えます。光合成というキーワードは度々woodsさんが使われているので私も採光など光合成が促進されるようなるだけ気にしています。植物を成長させることや病気を防ぐのも一番は光合成で健康体にすることでしょうか。
夏の暑かった時期も越えたのでこれからはエンジン全開ですね!
※以前質問をした黄化した蘭は植替えと寄せ植えしたので変化があったら報告いたします。
「今年は新芽に花芽が付くことが多い」とのこと、全く同感です。新芽の袴の外から、また、袴の中から花芽が上がって来ます。
この現象をハイブリッドで説明していますが、よく理解できます。昨年は極端に日照時間が少なかったために、開花が遅れる傾向がありその分遅花会への出品数が増えました。今年は花芽が順調すぎるほどうまくでて来ますね。複数の花芽がありますが、開花時期や大きさなど考えるとどの芽を残し、どの芽を除去していいのか迷います。これも一つの実験ですが。この時期、毎年毎年、桃色の発色はどのようにしたら良いのか迷うばかりで頭が痛いです。
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