2017年11月30日(木)
オークションネタ [お知らせ(旧)]
オークションに出品しました。
オークションに使う花画像にはいつも苦労させられる。1枚の画像でその蘭を表現しないといけないからだ。寒蘭の花は咲き始めと2〜3日後、1週間後等では大きく違ってくる。咲き始めが良い花と、1週間後の方が良い花がある。
これは今オークションに出品している「無名更紗花(2991)」の今日撮影した画像だ。
咲いて2,3日と言ったところだが舌は巻いて内弁が開いてきた。
こちらは牧野植物園に22日から出品していた株。撮影は今日だがずいぶんと雰囲気が違っている。
こちらは23日に撮影した牧野植物園に出品していた株。
この花の咲き始めはこんな感じだ。
「薫風」
本部出品とは別株だがこちらは一番良い時に撮影できた。10日も経った花とは感じが違う。
「夢路」
オークションの画像は今日撮影した物だが、こちらは27日の撮影画像。これを見せて「舌は巻かない」とは言えない。
話しは戻るがこの画像が「無名更紗花(2991)」の初花の時だと思う。
さっきPhotpGalleryで見つけた。今から20年前になるようだ。
この蘭は自分が平成5年に採取した物でこの時が初花。この花が雛壇に上がったとき今は亡くなった中村の庄野氏がえらく気に入って分譲を希望した。更に鍋島の小川氏からも分けてくれと言われた。そのため2人で分けれとホルモン側を一芽残して庄野氏に前を渡した。自分は残した1本から作り直して今花が付く株が3鉢になたところだ。庄野氏に行った蘭は庄野氏が亡くなるとともに小川氏に渡った。
小川氏は何度か花が付いたようで「虹の里」と言う仮名を付けるほど大事にしていた。画像のように日に透かしてみると虹色に見えなくもないが、小川氏の所では虹のように咲いていたのかもしれない。12月1日撮影。
その後は小川氏が亡くなり、遺品整理の競りに出品された。自分はこれを競り落として今に至るが、その時は更紗無点としか解らなかったため競りに出された更紗にほとんど入札し多くを競り落とし凄く散財したことだった。小川氏の株は大株だったが主人を追ったのか元の株はことごとく枯れてしまい、辛うじて出た芽が残り今元の姿になろうとしている。
そんな謂われのある花で自分としては期待している花だ。二人を偲んでこの花はいつか「虹の里」と命名したい!
ちなみに12月1日の夢路。なかなか健闘している。遅花会に持って行こうと思う。
Posted by woods at 2017年11月30日(木) 20時28分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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