2008年09月01日(月)
新芽と花芽 [最近の蘭舎]
花が付いてもおかしくない株で、まだ花芽を見ないものがあり新芽に付くかと期待しているのですが、今年は昨年同様期待薄でしょうか。
画像は「青宝殿」です。新子に1花芽付いています。
こちらは、昨年のバルブと新子それぞれに花芽が付きました。
こちらは、新芽は早くから出ていたのですが、株が小さく期待していなかったのに花芽が来ました。
新芽に花芽が付く株が今年はまだ数鉢しかありません。
以前は沢山あったとどこかに記録はないかと調べてみると平成4年のメモにありました。なんと開花48鉢のうち25鉢が新芽に付いていました。
新子に花芽が付かなくなった原因を考えると、以前は4月早くから新芽が見えてきたのですが、最近は1ヶ月は遅くなっています。
Posted by woods at 2008年09月01日(月) 21時25分
コメント
satoさん こんばんは
新芽に花芽が付くためには6月の花芽分化期に花芽分化をしていないといけません。そのため遅い芽には花は付きません。
また、花芽分化するするためには6月までにある程度充実しておく必要がありますが、どのくらいしていないと花芽分化しないかは十分な試験データもなくはっきりしません。
ただし私の経験的なところでは新芽のバルブの厚さが3ミリ程度以上あると花芽分化しているようです。
この時の葉の長さ(展開状態)は花芽分化の要因ではなく、バルブの厚さだと考えています。葉の長さが10センチ程でもバルブの厚さが3ミリ程度あれば、花芽分化しているように思われます。逆にいくら葉が展開していてもバルブに厚みがないと花は付きません。
発芽時期と新子の充実は、冬場の採光+温度管理が大きく影響すると思います。
第一蘭舎は拡張していびつになり、内部でビニール被覆しても温度が上がらなくなっています。また、以前書いたように屋根材の透過率が最近大きく落ちてきています。このため以前のように新子に花芽が付きにくくなっています。
torio さん こんばんは
新子花は新子が十分に展開し親葉になれば立派な花を咲かせてくれます。中途半端な生育のときは花も弱くなると思います。
昨年の芽とどちらを残すかは花芽の大きさや開花予想時期がいつ頃になるかで違ってきます。
どちらも変わらないくらいなら昨年の芽の花芽を残します。これは、展示会で新子花は新芽が出てないと見なされる場合があり不利なためです。
花芽をかく時期は早い程良いと思いますが、ある程度見分けが付くまでは伸ばす必要があります。私は5センチから10センチくらいの時かいでいます。
woodsさんこんにちわ。
私の蘭舎と比べたら新芽の伸びがだいぶ違います。
親葉の7〜8割位の大きさはありますね。
やはり冬場の採光+温度管理の差が成長にでています。新芽に花芽がつくのは去年2鉢だったと思います。
木の勢いも関係するのでしょうか?
おはようございます。
凄く元気そうな新芽ですね。
私の小屋でも今 160鉢ほどに花芽がきていますが、新芽に付いているものは少ないです。
特に今年は新芽の伸びが遅く今になって充実しだしたようです。
新子花は綺麗だと言われる方とダメだと言われる方がいますが、昨年の芽と今年の新芽に花芽が付いているものは woodsさんなら、どちらを残すのですか。
それから今年の花芽は複数に出ているものが多く「素豊」などは6本も付いています。
いつもなら今頃外しているのですが、今年はもう少し遅くに外そうと考えていますが、問題ないでしょうか。
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