Woody note

土佐寒蘭の栽培を趣味にしているWoods@管理人のブログです。

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2014年02月21日(金)

三角ケース [雑記]

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注文していた三角ケースが届いた。

この三角ケースはオークションを始めた平成13年当時から使っている。デザインと単価がいつの間にか変わっていたが100サイズと120サイズの二種類ある。

おなじみの人にはおなじみでどうと言う話で無いが、この箱を知らない人は寒蘭を苔巻きで送るときにちょうど良い箱なのでご紹介したい。

ヤマト運輸の専用箱だ。
ヤマトの包装資材案内にある。

ここで一つ問題が、私が使い始めた頃は確かに「100サイズ(M)と120サイズ(L)」と謳っていたが、いつの間にかサイズ表記は消え、たてよこ高さの表記となりしかも微妙にサイズオーバーとなっている。たてよこ高さを足すとどちらも2センチ長くなる。今では三角ケース(M)150円と三角ケース(L)200円だ。

私は当初から100サイズと120サイズの料金でそれぞれ送ってもらっていたのでいつもの営業所ではサイズオーバーとなることはなかったが、他の営業所で実測されたとき100サイズのに120サイズの料金を取られたことがあった。(わずか2センチオーバーで210円多くかかる)

この箱はしっかりきつく梱包すれば2センチくらいすぐ小さくなるのでややこしい営業所であればそれなりに梱包すればいいが、天下のヤマトがなんでこんな微妙なサイズの箱を作っているのか疑問に思えた。

そんなこともあって一度問い合わせしたことがあったがサイズオーバーでなく100サイズと120サイズで良いという回答だった。ホームページの表記については検討したいと行っていたが、未だ変わったていない。

Posted by woods at 2014年02月21日(金) 16時52分   パーマリンク

2013年09月15日(日)

鉢の話 [雑記]

どうでも良いような話で申し訳ないですが・・・・

今日、高知に行った帰りに陶器鉢を箱で買ってきた。


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買ったのは6号の青銅鉢12個、5.5号杵鉢白12個、同じく黒12個の計36個だ。

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箱買いは大人買いをしたいわけで無く少しでも安くしてもらいたいからなのだが、買った場所は高知植木鉢センター、実際かなり負けてもらった。



私はこの手の鉢は年間を通じてたかなりな数買っている。なぜなら蘭を売るときにこれらの鉢に植えたまま売ることが多いからだ。

蘭を買う人は裸の苗と鉢に植わっている苗とどちらが良いのだろうか?私は絶対に鉢に植えられているものだと思う。それもプラ鉢より陶器鉢の方が良い。
(遠方の方には苔巻きで送っているので申し訳ないが、気持ちとしては鉢植えの蘭を手渡したいと思っている。)


Posted by woods at 2013年09月15日(日) 20時59分   パーマリンク

2013年09月06日(金)

Auctionねた [雑記]

今日は久しぶりにWoodyAuctionへ蘭を出すことにしました。

とりあえず第一弾として下の5鉢を出品。

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平成22年初花

今日の話は出品する場合に使用する画像をどう選ぶかということだが、
これがなかなか難しい。

左は同じ花の3年分の写真だ。
今回は直近の24年(下の端)をアップした。年によってこれだけ差があるのでどの画像を使用するかで入札金額に影響するだろう。

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平成23年


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平成24年

色も大切な要素だろう。
3枚はそれぞれ色が違うが、これは実際の花弁の発色の違いがあること以外にも撮影時の条件、フラッシュを焚いた場合、自然光、蛍光灯下であるかなどで色温度が異なっている。入札者を納得させる色を出すのは至難の業なのだ。

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23年

こちらの3枚も同じ花だ。

花の年による差もかなり大きい。
23年は花が小さいため24年よりも舌が大きく見える。一般的に株が出来て力が付いてくると副弁が上がってき花形も三角咲きからより一文字咲きに近くなる。

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24年

撮影時期も問題である。自分の画像は展示会会場等以外は記録用なので花が8割方開いたら撮影している。花本来の写真を撮ろうと思ったら満開を過ぎて3〜4日、完全に開ききるまでおく必要がある(この間に花は一回り大きくなる)。ただし舌は巻くので、舌を綺麗に撮ろうと思ったら開花直後に撮らないといけない。

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24年のアップ

左のアップ画像は、上の花の第4花を撮ったものである。
撮った時間は上の画像を撮った半日か一日前だと思う。そしてやや下から撮影するとより一層きれいに見える。
この写真は嘘ではないが、展示会場で普通に見たら舌は内弁に隠れて目立たないだろう。

写真を見る場合はどんな条件で撮っているのか、光はどうか、どの方向から撮っているか等をよく考えないといけないと思う。



Posted by woods at 2013年09月06日(金) 22時40分   パーマリンク

2013年09月04日(水)

WoodyAuction [雑記]

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WoodyAuctionそろそろ本格的に稼働させようと思っています。

当サイトへオークションシステムを設置して久しいですが、ほとんど開店休業状態でした。

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      自家生産苗




Posted by woods at 2013年09月04日(水) 22時59分   パーマリンク

2013年07月30日(火)

地震対策 [雑記]

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たいした話では無いですが近況です。

左の画像は以前かまえていた貯水用ローリータンクを移動したもの。
一年ほど仮置きしていた場所から一段上の畑に置き換えたのだが、少し高くなって標高が25.4mのところだ。ここまで上げれば自然落差でそれぞれの蘭舎の潅水が出来るかなと考えたのだが・・・・

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黒潮町を一躍有名にした
【平成24年3月31日に、南海トラフの巨大地震による震度分布・津波高の推計が、国(内閣府)から第1次報告として公表され、黒潮町において「最大震度7、最大津波高34・4m」という大変厳しい数字が示された。】のからみで、黒潮町は標高マップ(地域の状況確認や避難場所の検討等、地域の防災対策にご活用ください)というものを公開している。

今日は自宅の標高を知りたくてこのマップを町のホームページからダウンロードしていた。右の画像はそのマップから自宅周辺を切り出したものだ。このマップは良く出来ていて知りたいところがすべて出ていた。

第二蘭舎が立っている家の庭が標高16.5m、自宅裏の第一蘭舎で18.5m、第三蘭舎は22.3mだ(写真が古く第三蘭舎は写っていないが)。


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私の所は言うまでも無くこの地震と津波対策が大きな課題だ。
そんな中で地震による断水に対応しようと貯水タンクを構えているのだが、まだ配管までに至っていない。雨水の活用も考えているので構想段階と言ったところだが、とりあえずポンプを買い、500リットルのローリータンクも2槽準備した。

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標高16.5mに置いているこのローリータンクから25.4mの貯水タンクに水をポンプアップしようという考えだ。

この後どうなるかわからないがとりあえず最低限の設備だ。
(4駆の軽トラもあるのでいざとなれば水を確保しに行ける)

Posted by woods at 2013年07月30日(火) 17時19分   パーマリンク

2013年06月15日(土)

花の向き [雑記]

「要望、Q&A掲示板」がらみでこちらに書きます。

私は第一花(下の端)が向いている方向を正面としている。そのため新芽の方向はどちらにあってもかまわないと思っていた。理想は新芽が正面に来ることだとは知っているが、それは寒蘭の気まぐれでそこに第一花が向くことはそうそう無いことだ。
それよりも第一花が向いた方向で葉姿を含めて正面を作れば良いだけだと思い少し手を入れて展示会に出品している。

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画像は数年前に「金紫鳥」が本部展で優勝したときのもの。

このときの新芽は右端にある。
中央に見えるバック木の袴が枯れ上がっているが、大きな減点にはならなかった。

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こちらは80周年記念大会の一般部門優勝となった「里紅」系紅花。

このときの新芽は左端にある。
総合優勝できなかった原因がこれかもしれないが、このときはこれが最良だった。
右回転になっていた第一花の花柄(子房)を左まわりに修正し葉が邪魔にならないところに持ってきた。

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こちらは「紫音」が無名時代に本部展で金賞となったもの。

このときの新芽は後ろの端にある。前に見えるのは一番古い葉だ。
こんな花は「新芽は前」に拘ってしまうと葉が花を邪魔してしまう。

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こちらは「福の神」が本部展で金賞となったもの。

こちらも新芽は後ろの端だ。これはあえて大きな新芽を真後ろにすることで、第一花の沈み込みを消している。
花の前に来て邪魔になる葉を垂れ葉に細工する方法もあるが、私は邪魔になる葉は左右に避ける方が良いのではと思う。

花時期は花が主役です。
花を引き立てるような葉姿ができれば新芽の位置がどこにあっても良いと思うのですが、皆さんはどうでしょうか。

Posted by woods at 2013年06月15日(土) 22時21分   パーマリンク

2013年06月05日(水)

肥料 [雑記]

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注文していたグリーンキングが届いた。

今回は5Kg袋が4袋。一回の施用で5Kg弱?使うのでちょうどの量だ。


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どうでもいい話をするが、

この肥料袋にはいろんなことが書いてある。おもしろいことを書いているので思わずつっこんでみたくなった。

「他の肥料に比べ半分以下でOK」・・・ほんとか?

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肥料袋の裏には具体的な使用例が書かれている。

「山野草*蘭*1号鉢に1〜2粒使用(5号鉢に5〜10粒)」とある。私は5号鉢に有機質肥料なら1.9gとしているのでまあそんなものかで普通である。半分では無い。
(私の使用量は過去記事を見てもらいたい。左の検索窓でグリーキングと入れて検索すると出てくる。クリーンキングでなくグリーキングなので申し訳ない。再々名前を間違えている。)

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中程に施肥時期「植物の発芽後1回*開花後1回*8月中旬〜9月上旬*年3回使用」と書いているが、これも私の有機質肥料の使用時期3月、6月、9月の3回とほぼ一緒である。


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話は変わるが、

私は前職の職業柄から能書きはあまり信用せず、法律で表示を義務づけられている「生産業者保証票」から基本的なことを判断している。ネットでここに書かれている生産業者を検索すると補完してくれる情報が見つかることも多い。

生産業者保証票の原料の種類で、その原料から肥料成分がどんな形で保証成分量に達しているのか推察ができる。興味深いことが見つかることも多い。たとえばこの肥料の原料の種類には配合肥料(おそらく化成肥料であろう)と硫酸加里が含まれている。これらにより主原料が家きんに由来する蒸製毛粉なので肥効が遅いため、「早くからの肥効を得るのに速効性の窒素肥料を加えているのではないか」とか、「不足する加里を補っているのではないか」とか考えられるのだ。

また、前にも書いたが生産業者保証票からはこの肥料のうたい文句である「天然動物質有機質肥料」を連想できない。法律違反では無いのだろうが私は違和感を覚える。

Posted by woods at 2013年06月05日(水) 20時10分   パーマリンク

2013年06月03日(月)

これも第二代か? [雑記]

自分は交換会で新坪の苗の出物があればよく買っていた。
最初から刷毛物だとわかる蘭も少なくなかったが、新芽が出て始めて刷毛物だとわかった蘭も多い。

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これは東の苗だが、2つ寄せ植えしていたら1つに西谷芽が出てきた(同時に入れた他の苗には出ていない)。

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こちらは地元産だが今まで刷毛物が出たと聞いたことの無い山の苗で、寄せ植えの一つが綺麗な西谷芽だ。

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こちらは同じ坪採りで、1本だけ刷毛の芽が出た。

なぜ、西谷蘭の第二代か?となるかだが。

当然のことだが第一代で両親が西谷種であれば遺伝子は100%西谷種であり、片親だけが西谷種なら50%となる。
花粉親を西谷種として種子親を普通種とした場合の雑種第一代は見た目の西谷種としての特徴は無くても西谷の遺伝子を1/2持つこととなる。それに普通種をかけた場合もか、同じく花粉親を西谷種とした蘭をかけた場合だけかわからないが、それらの雑種二代(すでに第三代になっているかもしれないが)に西谷種の特徴である刷毛芽が発現しているのではないだろうか。
確率的には低く、10本に一本20本に一本あるいは数十本に一本という感じで山採りされているのではないだろうか。

意識して播種した当人で無い限り、山で刷毛物を引いてはじめて「西谷を祖先とする蘭の種まき」だとわかるはずだ。刷毛てなければ山撒きだとわからない(当然開花して花が親の特徴を持っていると播種物だと推測はできる。しかし実際のところは親に似ない蘭ばかりが多い。先祖返りが多く雑が咲くと自然種だと思ってしまうのが普通である)

Posted by woods at 2013年06月03日(月) 06時46分   パーマリンク

2013年06月02日(日)

雑種第二代 [雑記]

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先にも紹介したこれら二つの蘭は西谷蘭の雑種第二代と考えられる(平成11年に「風月」の坪採りの桃紅花を種子親とした種を播いた場所に生えていたものだ)。

種子親の桃紅花は(すでに手元には無いが)、新芽の葉元は緑が抜けて白くなっていたものの西谷の特長はほとんど無く、当時はまったく西谷の雑種一代と考えたことは無かった。

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その桃紅花は叔父に貰ったもので、そのとき一緒に採った「風月」は義父の種まきかもしれないと言っていた。

叔父の義父は地元では有名な古参の蘭づくりで、昭和の初めから蘭を作っていた。その当時人工交配をしていたか定かで無いが、当時の人は当然のように蘭舎で実った種は近くの山に播いていた。(早くから大君など古い西谷物を持っていた)

その桃紅花は風月とは葉姿も花も全く違っていたが、採取した状況から兄弟木には間違いないようだ。

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この苗の花粉親に何を使ったか記憶に無いが、西谷遺伝子を持った蘭を種子親としているので西谷同様の刷毛が出たのではないだろうか。

なお、この坪では何十本も採ったが刷毛はこれだけだ。

(左の画像は上の株)

Posted by woods at 2013年06月02日(日) 07時15分   パーマリンク

2013年06月01日(土)

雑種第一代 その2 [雑記]

西谷種を交配親としたときの第一代の特徴は、

花粉親を西谷種としなくても種子親とした場合はほとんどに刷毛の芽が出現するが、種子親に普通種を使った場合は全く出現しないようである。これは明確な遺伝特性のようだ。なお、当然だが雑種二代以降では違った現れ方をする。

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左の写真は平成4年発行会誌第20号の129及び130ページ。
遠藤武雄氏の「カンラン人工交配から開花まで」の第一報で、西谷物の雑種第一代の新芽の状況だ。作場が奈良県なのでこちらとは条件が違うがそれぞれの交配で見事な新芽を付けている。

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これも西谷物の雑種第一代と思われる。私の蘭舎で比較的古い蘭で刷毛となる物がそれだと考えられるが、はっきりはしない。ただ、自分の蘭をいろいろ見ている中で、「風月」はどう考えても西谷物の雑種一代の蘭と言えるのではないかと思うようになった。なぜならその坪採りの兄弟木を種子親とした苗に西谷の特長を持った蘭が現れたからだ。


Posted by woods at 2013年06月01日(土) 06時27分   パーマリンク

2013年05月31日(金)

花粉の交配 [雑記]

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このページは「カンラン 寒蘭の美と栽培 誠文堂新光社」の274ページである。

高知大の澤先生は香南愛蘭会の会誌に載せるずっと以前に「カンランの繁殖」の中で「花粉の交配」方法について詳しく説明している。

「西谷産に類似した蘭の産地の分布図」の坪に種を播いた者は、この本を参考にしていたのではないだろうか。
もちろん自然交配した種子をまいただけかもしれないが・・・

Posted by woods at 2013年05月31日(金) 05時49分   パーマリンク

2013年05月30日(木)

「蘭を山に還す運動」 [雑記]

皆さんは土佐香南愛蘭会の「蘭を山に還す運動」をご存じだろうか?
もちろん会員なら会誌に関連記事が掲載されていたので知っているとは思うが、蘭を最近始めた人では知らないかもしれない。

私もあまり知らないのだが、私の手元にある会誌「蘭友」の最も古い第19号(平成3年11月発行)から関連記事が載っている。

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この新聞記事を読んでもらえば何のために何をしたかがわかると思う。

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19号には高知大学農学部教授だった 澤 完 先生が「カンランの自然保護と種子発芽」と題して寒蘭の人工交配方法を執筆している。

「蘭を山に還す運動」を受けて多くの人が人工交配種子の山撒きを実践したと思うが、先に紹介した「西谷産に類似した蘭の産地の分布図」の蘭はそれとは関係が無いと考えられる。香南愛蘭会で蘭を山に還す運動が始まるずっと以前に種が播かれたもだ。

Posted by woods at 2013年05月30日(木) 21時55分   パーマリンク

雑種第一代 [雑記]

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西谷物を種子親とした雑種第一代はどう言う物だろうか。

それだとはっきりした物は私の所にはほとんど無いが、これらがそうかもしれない。




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これらは森沢産の蘭だが西谷物のような綺麗な芽で出てくる。

西谷物を種子親とした雑種第一代は花粉親も西谷にした場合はもちろんだが、花粉親を普通物にしたときでも多くの苗に刷毛が現れるようだ。

Posted by woods at 2013年05月30日(木) 19時22分   パーマリンク

2013年05月28日(火)

刷毛は西谷の遺伝的特性? [雑記]

この時期ブログネタが無いので「新芽の刷毛等は西谷の遺伝的特性で他の地域の蘭には見られない西谷物の特異な形質」これを前提とした話を進めてみたい。

「西谷系品種の特徴ある性質の遺伝」については、もはや周知の事実かもしれないが、詳しい内容についてはあまり触れられることがない。一種のタブー視扱いされているのかもしれない。ただし過去の情報を紐解いて整理すれば真実が見えてくる。

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画像は土佐愛蘭会の会誌「寒蘭」第77号(平成6年)の178ページ。

「宿毛・中村支部座談会」の中で出ていた地図。
(座談会は平成6年当時、西谷系の蘭が採取される産地が幡多郡で9カ所知られていて、それ以外にもたくさんある。それの多くが種まきだという内容。)

雑種第一代の西谷形質の発現状況は、先に紹介した【香南愛蘭会会誌「蘭友」第三十九号(平成23年10月発行)「カンランの人工交配その結果を顧みて(第五報)」遠藤武雄氏】
の一覧表から読み解けるように、西谷物を種子親にしたときは優性(顕性)遺伝し刷毛物が出現するが、普通種を種子親に花粉親を西谷物にすると劣性になり隠れるようだ。

これから考えて上の地図に示された産地は西谷物を種子親とした雑種第一代であったことが推測される。

上の記事の内容は平成6年の物だが、私が蘭を始めた昭和60年代初頭にはこれらの坪は有名な刷毛物の産地だった。

私は花粉親に西谷を使った雑種第一代でも刷毛物が出現すると考えていたが、一代では隠れてしまうのが本当らしい。

この当時西谷物を種子親にできる人は限られていたので、優性遺伝となった苗がとれた産地は少なかったと思うが、花粉親にできた人は比較的多く、これらの産地以外に西谷の遺伝子を持った雑種一代が多数産出されていたものと考えられる。


続く

Posted by woods at 2013年05月28日(火) 22時04分   パーマリンク

2013年05月11日(土)

金紫鳥 [雑記]

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「金紫鳥」のPRです。

言うまでも無く「金紫鳥」は黄金葉の寒蘭です。

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花が無くても十分楽しめる蘭ではないでしょうか。

(花は一輪は無点であるという以外は普通の花ですが、朝日を当てると鮮やかな紫がかった桃紅になります。それと花間をとった大輪花です。)

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親葉も黄色いですが、幼木はもっと黄色い葉です。

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蘭棚の中でも一際目立つ存在。

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隣は「無限」の葉。

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新芽はあまり赤くなく、淡いピンク色。

(四万十川沿いの「鵜ノ江」から「玖木」にかけての黄金葉は新芽が鮮やかな赤色で出ると黄花が咲くことが多く、桃や紅花は更紗芽であることが多い。)

(金紫鳥は命名後10名ほどに渡っていますが、まだ一般に流通していない蘭です。)

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「命名時の画像」
この時点で金紫鳥と命名したが、この写真が命名写真に使われることは無かった。
(1週間後の本部展に別株を出品しその画像が命名写真となっている。なぜか私が提出したこの写真は採用されなかった。)

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平成20年の中村支部展。

右端が金紫鳥。この大きさがちょうど良い。

PRが効いたのか、いくつかあった苗が完売しました。
ありがとうございました。5月21日

Posted by woods at 2013年05月11日(土) 14時19分   パーマリンク

2013年03月14日(木)

オークションについて [雑記]

先ほど何点かオークションに出品しました。

これを伝えたかったのだが、これだけでは芸がないの苗づくりについて少し書いてみる。

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これはオークションや交換会へ出品しようと思って育てている苗。

ほとんどが自分が育てた蘭のバック出しだ。バック出から連続した新芽を2芽以上出そうとしている。これがなかなか難しい。二年三年とかかってしまうので大変なのだ。1芽付けて出せば簡単だが、いろいろあって2芽以上にこだわってみたい。




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一つはバックの処理だ。売るときは基本的にはバックは除けておきたい。1芽で外すとさすがに次の芽は小さくなるので2芽にしている。

この株のバックは葉が痛んできたので早めに元から剪除した。バルブと根はまだ残しているが秋には外す。

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こちらは古いバック2芽付いているが、新芽が出れば秋には外す。
付けて出せば良いと言われそうだが、以外と古いバルブには病気が付いていることが多く病気(炭そ病など)を潜在的に保菌していると古くなって弱ってくると発症することもあり、病気予防のために2芽目が成熟すれば早めに除けるようにしている。

ただしこれらは理想であって1芽で出すこともバックを付けて出すことも実際は多い。

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次に2芽以上にしたい最も大きな理由が、腐敗病の確認だ。
画像は腐敗病も含めて病気の様子見の鉢。

二年あるいは最低でも2シーズン(生育適温25℃前後の腐敗病の発生時期)は様子を見ていないと病気を持っていないと言えないのが腐敗病なのだ。腐敗病は購入して1シーズン目は大丈夫だったが2シーズン目で発病したという事例が多い病気だ。専門的な話になるが厚膜胞子が袴や根に付着していると5〜6年は感染の危険性がある。

感染の可能性のある場所から入れたものでも、ここで2芽出していればこの間病気が発生していないと言うことであり、1芽の時よりも保菌している可能性がきわめて低いわけである。


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こちらは交換会等で入れた未開花株。
ほとんどが5〜6年以上育てている。これが売れれば出品したいが、今ではほとんど動かない。良い花が咲いてくれることを願うだけだ。

Posted by woods at 2013年03月14日(木) 21時53分   パーマリンク

2013年03月12日(火)

メインサイトについて [雑記]

検索等で直接ブロクへ来られた方へお知らせです。

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このブロク「Woodynote」はメインサイトTosakanran's Site Woodynoteの一コンテンツとして設置しています。
メインサイト」では「情報交換掲示板」や「 要望、Q&A掲示板 」のほかオークションも開催していますので是非ご利用ください。

また、会員制(入室制限しているだけですが)のWoods倶楽部や趣味のデジタルカメラの姉妹サイトも運営しています。なお会員制ページについてはこちらにある入会案内リンクをご覧ください。

Posted by woods at 2013年03月12日(火) 23時14分   パーマリンク

2013年02月23日(土)

高圧洗浄機 [雑記]

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今日はケルヒャーの高圧洗浄機を買ったので使ってみた。

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鉢の足についた汚れは簡単に取れた。

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鉢の中側の汚れもよく落ちていると思う。

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汚れを落とすにはとても良いのだが、後は鉢をどう固定するかだ。
なにか考えないといけない!!

Posted by woods at 2013年02月23日(土) 21時34分   パーマリンク

2013年02月22日(金)

弊害 [雑記]

話は植え替えに戻るが・・・

大きな株を小さな鉢に植えると良いことはないと私は思う。
まず花が咲いたとき花茎の高さや葉と鉢のバランスがとれない。それをおかしいと思うのは私だけかもしれないが、せっかくの花が死んでしまうような気がする。

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第一に大きくなった株はそのまま元の鉢に植え直すことができない。
株分けするか根を切らないと元の鉢には収まらない。

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この株は一昨年元々7.5号鉢に植えていたものを思い切って7号鉢に植え直したものだが、根の先がずいぶんと痛んでいた。通常の腐りなどの根痛みでなく明らかに原因は物理的なものだ。根の先が先に伸びられないので複数に分岐し折れ曲がっていた。それにより老化したように黒変している。

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それだけでなく、葉にもダメージを与えている。
(根の先が痛んだり老化した場合、そこと対応した葉の部分に生理障害が出ることは農業では常識。)

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葉をよく見ると何カ所かにそれらしき障害が出ていた。

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かつてはすべて使っていた7.5号鉢。

Posted by woods at 2013年02月22日(金) 06時28分   パーマリンク

2013年02月21日(木)

こまないといかんがかえ [雑記]

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画像は昨年のひな壇

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7.5号鉢と思われるのは金賞のI氏の「白妙」と銀賞H氏の更紗の2鉢。

タイトルが過激だが、審査に文句を言っているつもりはない。
7.5号鉢を排除するなら規定で定めれば良い。入賞を狙うなら規定にあった作品を作るまでだ。

私が言いたいところは別の所にある。
ただ、この画像を見ていると大きい株を鉢だけ小さくする意味はあるのかと思ってしまう。大きい株は大きな鉢に植えるのが自然だと思うのだが、それは個人の美意識の問題で私がとやかく言うことではないだろう。

Posted by woods at 2013年02月21日(木) 06時25分   パーマリンク

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