2009年07月14日(火)
早朝灌水 [最近の蘭舎]
昨日の蘭舎は35℃。あまりの暑さに仕事から帰った夕刻に灌水しようと思ったのですが、ぐっとこらえて、今朝早起きしてやりました。
以前は時間帯は関係なしに水やりをしていたのですが、炭疽病が薬剤抵抗性で難防除となってからは、できる限り耕種的防除に努めています。
事前にやることも多いですが、葉先枯れや枯葉は灌水の途中で摘み取っています。
炭疽病の胞子は植物体の枯れたところで増殖され水を待ち望んでいます。灌水で飛散され感染しますが、胞子は水があると5〜6時間で発芽し新しい組織を犯します。
炭疽病の耕種的防除は胞子の発生源を絶つことと、灌水して乾くまでの時間を可能な限り短くすることでなどで、蔓延を防ぐことです。
Posted by woods at 2009年07月14日(火) 07時19分
コメント
おはようございます
農薬は罹病した個体の治療を行うと言うより、未感染の他の個体へ感染防止できれば可という前提で作られていると思います。
個体を治癒する薬は人間用にはかなわないですね。
以前は赤チンを使っている人が多かったです。
woodsさん何時も勉強になります。すぐ葉切りしました。
炭疽病勉強になりました、以前慢性の炭疽病に罹患しているだろうバルブの写真拝見しましたが、自分の蘭で毎年新芽に黒く病気が出る蘭が有ります、今年人間用の抗生剤を乳鉢ですりつぶし混合して古いバルブ周囲に塗布してみたら順調に芽が伸びています。3Mix-MP法で調べると使用薬剤が解りますが薬は専用で無くても良いと思います、多剤の使用で耐性菌にも効果が期待できます。水に薄く溶いて塗布してみました。一方法かと。
satoさん
葉先枯れは気がついたとき摘み取っています。灌水時に見つけることが多いです。
摘み取った直後は何もしていません。
しばらく消毒していませんので今週末は農薬散布したいと思います。
バリダシンは葉先枯れに効果があると聴いてやっているのですが、炭疽病に効いているかは?です。
細菌病に登録がありますので、細菌性のズボ抜けには効果が高いと思います。
focke さん 拭くほどのことはないと思いますが、天気の良いときに行うとか、できる限り通風に心がけるとか、ちょっと気を使うだけでかなり違ってくると思います。
薬剤防除は最終手段ですが、現在、寒蘭で流行っている炭疽病に特効薬がないです。
「耕種的防除」初めて聞く用語なのでネットで検索しました。炭疽病が薬剤抵抗性で難防除であるのも知りませんでした。
炭疽病蔓延の仕組みは、そうだったのですか。
乾くのに時間がかかる時は、葉先を極力濡らさないようにし、濡れてしまった時は、ティッシュペーパーで拭き取るようにしてみます。
woodsさんお早うございます。
炭疽病を簡単に考えて水遣りをやっていました。胞子の拡散は潅水で簡単に拡がっていたのですね。私は枯れ込んだ部分を切ってベンレートを塗っています。以前woodsさんは切ってから薬剤散布(バリダシン)をしていたそうですが、今回もやったのでしょうか?
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