2013年05月30日(木)
「蘭を山に還す運動」 [雑記]
皆さんは土佐香南愛蘭会の「蘭を山に還す運動」をご存じだろうか?
もちろん会員なら会誌に関連記事が掲載されていたので知っているとは思うが、蘭を最近始めた人では知らないかもしれない。
私もあまり知らないのだが、私の手元にある会誌「蘭友」の最も古い第19号(平成3年11月発行)から関連記事が載っている。
この新聞記事を読んでもらえば何のために何をしたかがわかると思う。
19号には高知大学農学部教授だった 澤 完 先生が「カンランの自然保護と種子発芽」と題して寒蘭の人工交配方法を執筆している。
「蘭を山に還す運動」を受けて多くの人が人工交配種子の山撒きを実践したと思うが、先に紹介した「西谷産に類似した蘭の産地の分布図」の蘭はそれとは関係が無いと考えられる。香南愛蘭会で蘭を山に還す運動が始まるずっと以前に種が播かれたもだ。
Posted by woods at 2013年05月30日(木) 21時55分
コメント
こんばんは
「先人たちの営み」がなければ今のような寒蘭づくりは無かったと思います。良いも悪いもその営みを否定することはできないです。
「先人たちの営み」を興味深く拝見いたしまして、本場の寒蘭文化に触れられた気がしました。
ただ栽培するだけでなく、趣味とするからには寒蘭文化の背景も知っておく必要がありますね。
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