Woody note

土佐寒蘭の栽培を趣味にしているWoods@管理人のブログです。

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2013年06月29日(土)

もうすぐ新芽会 [最近の蘭舎]

中村支部の新芽会が7月14日の日曜日に予定されている(場所は四万十市岩田のJA高知はた中村北部出張所(旧後川農協))。

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出品するのに良い芽はないかと探していたら、この芽が目に入ってきた。
10センチほどに伸びた「満天」の芽だ。
二週間ほどすれば良い芽になってくれそうだ!!

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右に芽が奴で出てきたかと思ったが、よく見ると花芽だ。

もったいなかったが、すぐに元から切り取った。

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Posted by woods at 2013年06月29日(土) 05時32分   パーマリンク

2013年06月28日(金)

散布方法 [季節の作業]

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昨日の続きになるが・・・

私は殺虫剤を使うときは、鉢や棚そして下の地面や窓など虫がいそうな所へも散布している。

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コテツフロアブルがナメクジに効くかどうかわからないが、この剤が接触毒であることからも今回は丹念にかけた。

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窓枠だけで無くその外側にもかけている。

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こんなことをいつもしているので、舎内ではナメクジを見たことが無い。

Posted by woods at 2013年06月28日(金) 05時06分   パーマリンク

2013年06月27日(木)

この時期の消毒 [季節の作業]

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前回から16日経っていたので今朝は早起きして消毒をした。
今日は良い天気になりそうだ。

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今回は炭そ病のゲッター水和剤をメインに、細菌病や葉先枯れ予防のバリダマイシン、それと虫対策のコテツフロアブルを混合散布した。

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今でこそ自由に時間がとれるが、勤め人時代は出勤前に散布するのが常で早起きしての作業は習慣となってしまっている。しかし夏はこの時間帯に散布するのがベストかもしれない。

散布作業は一番高いところにある第三蘭舎から中程の第一蘭舎までエスロンパイプで配管をしているので、三カ所を散布しても準備と後片付けを含めて1時間ほどですむ。今朝も6時半には終わっていた。


もうすぐ7時半
さあ、いつもの所に出勤だ!!


Posted by woods at 2013年06月27日(木) 07時08分   パーマリンク

2013年06月21日(金)

今日の蘭舎 [最近の蘭舎]

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変わりばえしませんが、今夜の蘭舎です。


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ネタが無いので伸びている新芽をいくつか撮ってみました。

新芽と言うより葉っぱですね。

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幼木ですが5枚葉が見える。

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葉の枚数が見え始めた物には5枚葉が多い。

今年は4、5月に晴れの日が多かったからだろうか。
こんな年は花付きも良さそうだ。


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Posted by woods at 2013年06月21日(金) 20時12分   パーマリンク

2013年06月20日(木)

この時期の肥料 [季節の作業]

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今日は置き肥を施用した。

この時期、新芽の根は肥料を吸収し始めている。
肥料のタイミングとしてはどんなものだろうか。使う肥料によっていろいろだと思うが、私が使っているグリーンキングは速効性の窒素やリンが結構入っているので有機質肥料と言っても化成肥料並に初期の肥効はありそうだ。ということで今日のタイミングとなった。

上の鉢は7.5号。
窒素6%の有機質肥料の場合4.3g施用したかったが、すこし多くいったようだ。

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右は5.5号鉢。
2.2gなのでこんなところか。

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こちらは5号鉢。
1.9gのつもりだが多いだろうか。

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こちらも5号鉢。
株が小さいので少なめにやった。

私は鉢の大きさで施容量を決めているが、株の大きさで加減したりしているので、大体は大雑把だ。


Posted by woods at 2013年06月20日(木) 16時47分   パーマリンク

2013年06月16日(日)

芽かきと植え替え [季節の作業]

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ここ何日か芽かきと植え替えをしている(昼間は暑いので朝夕の涼しいときだが)。

いつも思うがこのかいだ芽がもったいない。炒め物にして食べたらおいしくないだろうか。

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今日はブログネタに根の写真を撮ってみた。

新芽の根も結構伸びている。

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こちらは奴と追い子で3芽ある。
この株は追い子がある方を2芽除いた。

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こちらは単なる植え替え。こんな新芽は今年は少ない。

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根数が多すぎるような気がする。
肥料は3月上旬に置き肥をやってから5月と6月にそれぞれ1回アミノメリットの葉面散布をしているだけだが、こんなに根数が多いのは肥料不足だろうか?
肥料を求めて根を張っているのだろうか?
それとも肥料が足りている証拠だろうか?
????だが、新芽は結構大きい。

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植え替えしているといろいろと考えてしまう。

根が以前より茶黒くなっていると、その原因がなんなのかとあれやこれやと・・・

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左は今回植え替えして破棄した土。右は新しい土。
レンズの焦点距離はどちらも同じなので、明らかに以前の土の粒が大きい。

新しい土は以前より粒を小さくした。これで根が白くなってくれないかと考えている。

Posted by woods at 2013年06月16日(日) 19時07分   パーマリンク

2013年06月15日(土)

花の向き [雑記]

「要望、Q&A掲示板」がらみでこちらに書きます。

私は第一花(下の端)が向いている方向を正面としている。そのため新芽の方向はどちらにあってもかまわないと思っていた。理想は新芽が正面に来ることだとは知っているが、それは寒蘭の気まぐれでそこに第一花が向くことはそうそう無いことだ。
それよりも第一花が向いた方向で葉姿を含めて正面を作れば良いだけだと思い少し手を入れて展示会に出品している。

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画像は数年前に「金紫鳥」が本部展で優勝したときのもの。

このときの新芽は右端にある。
中央に見えるバック木の袴が枯れ上がっているが、大きな減点にはならなかった。

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こちらは80周年記念大会の一般部門優勝となった「里紅」系紅花。

このときの新芽は左端にある。
総合優勝できなかった原因がこれかもしれないが、このときはこれが最良だった。
右回転になっていた第一花の花柄(子房)を左まわりに修正し葉が邪魔にならないところに持ってきた。

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こちらは「紫音」が無名時代に本部展で金賞となったもの。

このときの新芽は後ろの端にある。前に見えるのは一番古い葉だ。
こんな花は「新芽は前」に拘ってしまうと葉が花を邪魔してしまう。

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こちらは「福の神」が本部展で金賞となったもの。

こちらも新芽は後ろの端だ。これはあえて大きな新芽を真後ろにすることで、第一花の沈み込みを消している。
花の前に来て邪魔になる葉を垂れ葉に細工する方法もあるが、私は邪魔になる葉は左右に避ける方が良いのではと思う。

花時期は花が主役です。
花を引き立てるような葉姿ができれば新芽の位置がどこにあっても良いと思うのですが、皆さんはどうでしょうか。

Posted by woods at 2013年06月15日(土) 22時21分   パーマリンク

2013年06月12日(水)

続き [季節の作業]

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昨日アップしようと思っていた画像です。

こちらは第一蘭舎
雨が上がったと言っても湿気が多く風も無く、本当はこんな日は消毒したくない。この日は3時半に消毒したが8時過ぎても葉上には薬液が残っていた。新葉の柔らかい葉なら濃度障害を起こしていたかもしれない。晴れた日なら1時間ほどで乾く。

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この日、農薬散布前に剪除した葉

黄化や病斑のような黒褐変したカ所のあるものを切り取った。

使用した薬剤はアミスターとバリダマイシンだが、これが葉上に見える病気すべてに効くわけでない。病斑上にある胞子を噴霧した水滴で周りに飛散させることとなる。周りに飛び散った胞子をそれらの薬剤が殺菌できれば良いのだができなかった場合は結果的に病気を感染させることになる。

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こちらは第一蘭舎だが、動力噴霧器は第三蘭舎に置いている。
ここまではエスロンパイプを配管し薬液を送っている。

Posted by woods at 2013年06月12日(水) 06時38分   パーマリンク

2013年06月11日(火)

梅雨時期の農薬散布 [季節の作業]

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前回から2週間、そろそろ消毒したかったが、台風も接近していてしばらくは晴れそうに無かった。
この時期はちょうどの時に晴れ間は望めないが、今日はなんとか昼から雨がやんだ。

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すっきりしない曇天だが気温が高くなかったので急遽殺菌剤を散布しすることにした。

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こんな日は殺虫剤は怖いので殺菌剤だけにしたが、葉面散布剤は混合した。

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アミノメリットの「特青」と「黄」それぞれ3000倍になるように混ぜた。

置肥を先に延ばしたので葉の黄化防止に窒素とリン酸を補給したかった。

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アミノメリットのリン酸は水溶性。

Posted by woods at 2013年06月11日(火) 19時20分   パーマリンク

2013年06月08日(土)

施肥 [季節の作業]

この時期になるとどのタイミングで置き肥をしようかといつも悩んでしまう。
今年は芽の出が遅いので、今やっても新芽の発育に寄与しないのではないかと。もう少し伸びてからにしようかと思ったりする。
(自分が6月にしているのは4月や5月にやってしまうと新芽の数ばかり増えて良い芽にならないからだが。この時期は芽数は決まっているのでもはやそんなことにはならないが、早くやってしまうと新芽が肥料を欲しがるときに肥料切れしてしまいそうなのだ。)

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画像は肥料を待っている状態。
表面に見えるグリーンキングは3月にやっている。

Posted by woods at 2013年06月08日(土) 16時46分   パーマリンク

2013年06月06日(木)

夜の蘭舎 [最近の蘭舎]

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今日になってやっと電気工事が終わった。

第一蘭舎の配電工事を頼んでいたのだが、今週になって1ヶ月遅れでやってくれた。
といっても母屋から延長コードを引いていたので今まで困ったことは無かったのだが、コンセントが7つ付き、これから好きなだけ電気が使えることとなった。

今夜はさっそく電灯を灯した。

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旧蘭舎は100Wの裸電球だったが、今回は20Wの蛍光灯ランプとした。100Wの裸電球に相当する明るさで、4つつけると蘭舎の隅々まで明るい。

以前の裸電球の光が好きだったので、この蛍光灯ランプは昼光色を購入した。

Posted by woods at 2013年06月06日(木) 21時39分   パーマリンク

2013年06月05日(水)

肥料 [雑記]

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注文していたグリーンキングが届いた。

今回は5Kg袋が4袋。一回の施用で5Kg弱?使うのでちょうどの量だ。


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どうでもいい話をするが、

この肥料袋にはいろんなことが書いてある。おもしろいことを書いているので思わずつっこんでみたくなった。

「他の肥料に比べ半分以下でOK」・・・ほんとか?

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肥料袋の裏には具体的な使用例が書かれている。

「山野草*蘭*1号鉢に1〜2粒使用(5号鉢に5〜10粒)」とある。私は5号鉢に有機質肥料なら1.9gとしているのでまあそんなものかで普通である。半分では無い。
(私の使用量は過去記事を見てもらいたい。左の検索窓でグリーキングと入れて検索すると出てくる。クリーンキングでなくグリーキングなので申し訳ない。再々名前を間違えている。)

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中程に施肥時期「植物の発芽後1回*開花後1回*8月中旬〜9月上旬*年3回使用」と書いているが、これも私の有機質肥料の使用時期3月、6月、9月の3回とほぼ一緒である。


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話は変わるが、

私は前職の職業柄から能書きはあまり信用せず、法律で表示を義務づけられている「生産業者保証票」から基本的なことを判断している。ネットでここに書かれている生産業者を検索すると補完してくれる情報が見つかることも多い。

生産業者保証票の原料の種類で、その原料から肥料成分がどんな形で保証成分量に達しているのか推察ができる。興味深いことが見つかることも多い。たとえばこの肥料の原料の種類には配合肥料(おそらく化成肥料であろう)と硫酸加里が含まれている。これらにより主原料が家きんに由来する蒸製毛粉なので肥効が遅いため、「早くからの肥効を得るのに速効性の窒素肥料を加えているのではないか」とか、「不足する加里を補っているのではないか」とか考えられるのだ。

また、前にも書いたが生産業者保証票からはこの肥料のうたい文句である「天然動物質有機質肥料」を連想できない。法律違反では無いのだろうが私は違和感を覚える。

Posted by woods at 2013年06月05日(水) 20時10分   パーマリンク

2013年06月03日(月)

これも第二代か? [雑記]

自分は交換会で新坪の苗の出物があればよく買っていた。
最初から刷毛物だとわかる蘭も少なくなかったが、新芽が出て始めて刷毛物だとわかった蘭も多い。

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これは東の苗だが、2つ寄せ植えしていたら1つに西谷芽が出てきた(同時に入れた他の苗には出ていない)。

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こちらは地元産だが今まで刷毛物が出たと聞いたことの無い山の苗で、寄せ植えの一つが綺麗な西谷芽だ。

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こちらは同じ坪採りで、1本だけ刷毛の芽が出た。

なぜ、西谷蘭の第二代か?となるかだが。

当然のことだが第一代で両親が西谷種であれば遺伝子は100%西谷種であり、片親だけが西谷種なら50%となる。
花粉親を西谷種として種子親を普通種とした場合の雑種第一代は見た目の西谷種としての特徴は無くても西谷の遺伝子を1/2持つこととなる。それに普通種をかけた場合もか、同じく花粉親を西谷種とした蘭をかけた場合だけかわからないが、それらの雑種二代(すでに第三代になっているかもしれないが)に西谷種の特徴である刷毛芽が発現しているのではないだろうか。
確率的には低く、10本に一本20本に一本あるいは数十本に一本という感じで山採りされているのではないだろうか。

意識して播種した当人で無い限り、山で刷毛物を引いてはじめて「西谷を祖先とする蘭の種まき」だとわかるはずだ。刷毛てなければ山撒きだとわからない(当然開花して花が親の特徴を持っていると播種物だと推測はできる。しかし実際のところは親に似ない蘭ばかりが多い。先祖返りが多く雑が咲くと自然種だと思ってしまうのが普通である)

Posted by woods at 2013年06月03日(月) 06時46分   パーマリンク

2013年06月02日(日)

雑種第二代 [雑記]

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先にも紹介したこれら二つの蘭は西谷蘭の雑種第二代と考えられる(平成11年に「風月」の坪採りの桃紅花を種子親とした種を播いた場所に生えていたものだ)。

種子親の桃紅花は(すでに手元には無いが)、新芽の葉元は緑が抜けて白くなっていたものの西谷の特長はほとんど無く、当時はまったく西谷の雑種一代と考えたことは無かった。

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その桃紅花は叔父に貰ったもので、そのとき一緒に採った「風月」は義父の種まきかもしれないと言っていた。

叔父の義父は地元では有名な古参の蘭づくりで、昭和の初めから蘭を作っていた。その当時人工交配をしていたか定かで無いが、当時の人は当然のように蘭舎で実った種は近くの山に播いていた。(早くから大君など古い西谷物を持っていた)

その桃紅花は風月とは葉姿も花も全く違っていたが、採取した状況から兄弟木には間違いないようだ。

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この苗の花粉親に何を使ったか記憶に無いが、西谷遺伝子を持った蘭を種子親としているので西谷同様の刷毛が出たのではないだろうか。

なお、この坪では何十本も採ったが刷毛はこれだけだ。

(左の画像は上の株)

Posted by woods at 2013年06月02日(日) 07時15分   パーマリンク

2013年06月01日(土)

雑種第一代 その2 [雑記]

西谷種を交配親としたときの第一代の特徴は、

花粉親を西谷種としなくても種子親とした場合はほとんどに刷毛の芽が出現するが、種子親に普通種を使った場合は全く出現しないようである。これは明確な遺伝特性のようだ。なお、当然だが雑種二代以降では違った現れ方をする。

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左の写真は平成4年発行会誌第20号の129及び130ページ。
遠藤武雄氏の「カンラン人工交配から開花まで」の第一報で、西谷物の雑種第一代の新芽の状況だ。作場が奈良県なのでこちらとは条件が違うがそれぞれの交配で見事な新芽を付けている。

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これも西谷物の雑種第一代と思われる。私の蘭舎で比較的古い蘭で刷毛となる物がそれだと考えられるが、はっきりはしない。ただ、自分の蘭をいろいろ見ている中で、「風月」はどう考えても西谷物の雑種一代の蘭と言えるのではないかと思うようになった。なぜならその坪採りの兄弟木を種子親とした苗に西谷の特長を持った蘭が現れたからだ。


Posted by woods at 2013年06月01日(土) 06時27分   パーマリンク

2013年05月31日(金)

花粉の交配 [雑記]

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このページは「カンラン 寒蘭の美と栽培 誠文堂新光社」の274ページである。

高知大の澤先生は香南愛蘭会の会誌に載せるずっと以前に「カンランの繁殖」の中で「花粉の交配」方法について詳しく説明している。

「西谷産に類似した蘭の産地の分布図」の坪に種を播いた者は、この本を参考にしていたのではないだろうか。
もちろん自然交配した種子をまいただけかもしれないが・・・

Posted by woods at 2013年05月31日(金) 05時49分   パーマリンク

2013年05月30日(木)

「蘭を山に還す運動」 [雑記]

皆さんは土佐香南愛蘭会の「蘭を山に還す運動」をご存じだろうか?
もちろん会員なら会誌に関連記事が掲載されていたので知っているとは思うが、蘭を最近始めた人では知らないかもしれない。

私もあまり知らないのだが、私の手元にある会誌「蘭友」の最も古い第19号(平成3年11月発行)から関連記事が載っている。

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この新聞記事を読んでもらえば何のために何をしたかがわかると思う。

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19号には高知大学農学部教授だった 澤 完 先生が「カンランの自然保護と種子発芽」と題して寒蘭の人工交配方法を執筆している。

「蘭を山に還す運動」を受けて多くの人が人工交配種子の山撒きを実践したと思うが、先に紹介した「西谷産に類似した蘭の産地の分布図」の蘭はそれとは関係が無いと考えられる。香南愛蘭会で蘭を山に還す運動が始まるずっと以前に種が播かれたもだ。

Posted by woods at 2013年05月30日(木) 21時55分   パーマリンク

雑種第一代 [雑記]

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西谷物を種子親とした雑種第一代はどう言う物だろうか。

それだとはっきりした物は私の所にはほとんど無いが、これらがそうかもしれない。




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これらは森沢産の蘭だが西谷物のような綺麗な芽で出てくる。

西谷物を種子親とした雑種第一代は花粉親も西谷にした場合はもちろんだが、花粉親を普通物にしたときでも多くの苗に刷毛が現れるようだ。

Posted by woods at 2013年05月30日(木) 19時22分   パーマリンク

2013年05月29日(水)

梅雨期の防除 [季節の作業]

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すっかり油断していたら梅雨入りしてしまった。

今日は午後に雨が上がり晴れ間も見えたので慌てて薬剤を散布した。梅雨入り前に一度予防散布しようと思っていたので遅くならなくて良かった。

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この時期の防除のメインはなんと言っても炭そ病だろう。
セイビアーフロアブルの出番だ。1000倍液についでにバリダマイシン1000倍とコテツフロアブル2000倍を加用した。

Posted by woods at 2013年05月29日(水) 15時26分   パーマリンク

2013年05月28日(火)

刷毛は西谷の遺伝的特性? [雑記]

この時期ブログネタが無いので「新芽の刷毛等は西谷の遺伝的特性で他の地域の蘭には見られない西谷物の特異な形質」これを前提とした話を進めてみたい。

「西谷系品種の特徴ある性質の遺伝」については、もはや周知の事実かもしれないが、詳しい内容についてはあまり触れられることがない。一種のタブー視扱いされているのかもしれない。ただし過去の情報を紐解いて整理すれば真実が見えてくる。

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画像は土佐愛蘭会の会誌「寒蘭」第77号(平成6年)の178ページ。

「宿毛・中村支部座談会」の中で出ていた地図。
(座談会は平成6年当時、西谷系の蘭が採取される産地が幡多郡で9カ所知られていて、それ以外にもたくさんある。それの多くが種まきだという内容。)

雑種第一代の西谷形質の発現状況は、先に紹介した【香南愛蘭会会誌「蘭友」第三十九号(平成23年10月発行)「カンランの人工交配その結果を顧みて(第五報)」遠藤武雄氏】
の一覧表から読み解けるように、西谷物を種子親にしたときは優性(顕性)遺伝し刷毛物が出現するが、普通種を種子親に花粉親を西谷物にすると劣性になり隠れるようだ。

これから考えて上の地図に示された産地は西谷物を種子親とした雑種第一代であったことが推測される。

上の記事の内容は平成6年の物だが、私が蘭を始めた昭和60年代初頭にはこれらの坪は有名な刷毛物の産地だった。

私は花粉親に西谷を使った雑種第一代でも刷毛物が出現すると考えていたが、一代では隠れてしまうのが本当らしい。

この当時西谷物を種子親にできる人は限られていたので、優性遺伝となった苗がとれた産地は少なかったと思うが、花粉親にできた人は比較的多く、これらの産地以外に西谷の遺伝子を持った雑種一代が多数産出されていたものと考えられる。


続く

Posted by woods at 2013年05月28日(火) 22時04分   パーマリンク

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