2018年09月12日(水)
発色試行 [最近の蘭舎(旧)]
先日見つかったのでアップします。
結果が出るまでは秘密にしていたのですが。
と言っても大したことは無く水苔を花芽の回りに積み上げて花芽に直接日が当たらないようにしていただけだ。
画像鉢は豊雪。1ヶ月はこうしていたと思う。花芽は5,6センチ伸びて乳白色かな?
植物は日が当たることで葉緑素がのってくる。暗いところでは緑にならない。豊雪の花芽も日を当てなければこんなになる。
どこまで積み上げられるかわからないが、もうしばらくこうしておこうと思う。水苔なのでこの上から普通に潅水している。方法としては至って簡単だ。
こちらは黄金葉の桃花。桃花も葉緑素が増えると濁った花になる。最悪更紗花になってしまう。
こうすることで葉緑素はのらないが、桃色にもなっていない。
涼しくなったら直射を当てようと思うが、こちらもしばらく
水苔で隠しておこう。
Posted by woods at 2018年09月12日(水) 15時55分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 6 )
コメント
takky さん
豊雪に筒を被せて白くしている方はいます。本部展で賞を取った方からその方法は習っていますが、毎日筒を除けたり被せたりしないと上手くいかないようで、自分には無理だなとその方法は採っていません。
長い筒を用意するのはもちろんですが、暗くなった夕方には外して、朝もう一度被せるようです。被せっぱなしでは苞や蕾を痛めてしまうようです。
tairo1008さん
今年は早くに涼しくなったので花芽の伸びが早いですね。寒蘭の花は他の蘭と同じように5〜6月頃花芽分化していますので、開花が10月〜11月になると言うことは2〜3ヶ月は休眠していると言えますね。休眠がなければ花芽分化して2〜3ヶ月後には開花するので休眠によって暑さを避けているのでしょう。春に咲く春蘭やエビネ蘭は半年以上休眠していることになります。
豊雪の水苔は花芽が出てくる前から置いていました。今の時期まであまり葉緑素がのっていないのでこの方法はこれで良いのかもしれません。問題は花茎が伸びてくるこれからですね。日光や姫百合なども同様にしてこの時期まで葉緑素をのせないと良い発色になるかもしれません。
toraneko さん
発色にはいろんな要素、特に温度も関係するので思う色にするのは難しいですね。今回のは試しですがこの時期まであまり青くなっていないのでこれはこれで良いかなと思っています。
ご無沙汰です。
素心の春蘭などはアルミホイルを鉛筆みたいなものに巻き付けて筒をつくってそれをキャップにしてかぶせたりしますが、そんなやりかたでもいいかも知れないと思うんですが。
でも寒蘭ではえらく長い筒がいるかもしれませんね。
私はあんまりやったことないですが。
woodさんこんばんは。朝夕は随分涼しくなって来ました。花芽が上がったものの伸長が止まっていましたが、このところの涼しさで伸び始めました。前にも言いましたが、蘭の花芽は、桃の実の成長と非常に似通っていますね。私の感じる所は、蘭の花芽も桃の実も成長には冬眠期間?のようなものがあって、この期間を通過すると一気に太り始めます。豊雪の花芽見事に白いです。日光を遮断すると白くなりますが、大事なことは、花芽が土中にいる時から日光を遮断することが大切です。一度着色すると脱色することは不可能に近いです。小生は筒を着せてやっていますが、問題は、蕾が開き始める頃からの管理をどうするかですね。奥山の環境に似せるため、米の保冷庫(15度)に入れて発色にチャレンジしたこともありますが、中々うまいこといきませんね。自然の環境に勝るものはないというのが私の感想です。如何に上手に発色させるかは永遠の宿題ですね。発色の名手woodさんにその極意を教えて欲しいです。
お疲れ様です。
日あぶりか遮光かは今でもどちがが良いのかよくやかりません。
豊雪は6月以降肥料を与えない(9月与えても普通の半分以下)で秋分の日以降は直射で炙ってます(うちは朝の数時間しか直射は当たりません)。
これで白く咲きますが木の素性が良いのか環境なのかはよくわかりません。
トラックバック
トラックバックURL
http://www.tosaran.com/ablog5/tb.php?ID=1129