2021年05月14日(金)
蘭菌について [今日の一枚(旧)]
右の画像は寒蘭のショウガ根を輪切りにしたものです。どこかでホルモンを観察した記憶があり探してみた。随分と前のブログ記事の中の一枚だ。左が根の表面方向、右上に中心がある。
中心部の細胞内には何も見えない。ショウガ根だから光合成を行う地上部が無いので貯蔵養分であるデンプン粒は見られないのだ。しかし表面近くはペロトンが見える。ペロトンは蘭菌の生成物だ。おそらく寒蘭幼体はこのペロトンを栄養源として成長しているのだろう。
蘭菌のことを考えていると山にあるときはどんなのだろうとふと思った。これを撮影した10年前はショウガ根に蘭菌を見つけてもそれがどんなことなのかあやふやで何も考察できていなかった。
改めてみると寒蘭の不思議を考えさせれる。
Posted by woods at 2021年05月14日(金) 17時42分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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