2021年05月13日(木)
今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
今日は一日蘭舎周りで過ごした。
降っているかいないかわからないような天気が一日続いた。
第三蘭舎の裏は山では無く段々畑が続く。びわが色づいてきたので鳥獣害対策をした。こんなんで効くとは思わないが、今のところカラスは寄ってこない。画像ではわからないが株元には防鳥ネット(霞網に色づけしたようなネット)を張ってハクビシン避けにしている。びわは若い時に接ぎ木した田中や茂木だ。食べると美味しい。
蘭舎では枯れ葉取りをしていた。
気が付いたら適宜取っているので大分少なかった。
この中で病気らしい葉を探した。炭そ病だと思われるが、先が枯れたので付いたような感じだ。
炭そ病も古い葉先が枯れるものであれば全然心配ない。これが株に入って腐敗病のように枯らしてしまうのであればやっかいだ。また比較的新しい袴を枯らすのもある。
根の悪いものもあったので紹介する。
昨年の秋バックが枯れ込んできたので傷んだところを外して植えていた。新しく伸びてきたところもあるが、バックの根はかなり悪い。
バックは葉を切除してイモだけになっていたが、前に影響すると行けないので外すことにした。バックの右にある短い根は残した方の悪かったカ所だ。こんな根はとにかく悪いカ所をできる限り取り除くことだ。そして新しい土で植え込む。
こちらは第一蘭舎。特に変わったことはない。
オークションに出品する鉢を準備した。この後写真撮影した。
(現在出品しているのでよろしくお願いします。)
Posted by woods at 2021年05月13日(木) 19時31分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年05月09日(日)
農薬散布 [最近の蘭舎(旧)]
結局 今日は農薬散布することにした。
前回から2週間ほど経っているのでちょうど良い具合だ。
農薬は
やはり炭そ病対策がメインでアミスター20フロアブルを2,000倍で散布。ついでにメリットM これも2,000倍で混合。
さらに いつもはバリダシンを入れているが、タチガレエースM液剤を加用した。バリダシンが前回で無くなったのでなにか代わりに無いかとタチガレエースM液剤を1,000倍で混合した。
Posted by woods at 2021年05月09日(日) 17時28分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 7 )
今朝の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
特に変わったことはないです。
今日も良い天気になりそうなので消毒しておこうかどうしようかと空を見ていた。
新芽の状況
良い感じで伸びてきている物もあるが、こんなのは明らかに秋芽が伸びた物だ。
今年の芽はまだこれからになる。
ほとんどは知らん顔している。
これくらいが早いほうだと思う。
Posted by woods at 2021年05月09日(日) 08時06分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年05月05日(水)
今時分の寒蘭の根3
花芽分化のための貯蔵養分が十分あるか見てみました。
撮影カ所はバルブ直下5センチくらいのところです。
先端部分は貯蔵養分は少なくなっていきます。
輪切りした根の1/4位のカ所です。
カメラの解像度の関係で全体が撮れないので分割で申し訳ないです。この画像の左角下に中心柱が来ます。
右端の茶黒いところが根被。
画像の中央部皮層の細胞内に見えているのは蘭菌のペロトン。
中心柱の周りの皮層細胞にはデンプン粒がびっしり詰まっているのがわかる。
皮層細胞(デンプン粒)の拡大画像
皮層細胞(ペロトン)の拡大画像
中央はペロトンで満杯になった細胞。周りは皮層細胞の中で育っているペロトン。この大きさでは蘭菌の菌糸は見えない。各ペロトンは菌糸のネットワークで繋がっている。
更に拡大画像(ペロトン)
ペロトンの右上に菌糸が見える
ペロトンの左下に菌糸が見える。(上と同じペロトンを撮影している)
複数菌糸があるが立体なのでピントが合う部分が違い一枚の写真では写らない。周りの皮層細胞内にあるペロトンへそれぞれ菌糸を張っているように見える。
Posted by woods at 2021年05月05日(水) 14時09分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
今時分の寒蘭の根2
穴について考察してみます。
画像は比較的新しい根の穴
穴の初期
先端に近い方です。
輪切り
立て切り
根被の穴は大体こんなになっています。
新しいと薄く古くなると黒ずみが目立ってくる。
ちなみにこの根の先端部分です。
先端の根被は生きた組織なのでみずみずしい。
上の続き
根圏微生物(たぶん蘭菌も写っている)がかなり繁茂している。
根の先端に近い方に空いた穴周辺の顕微鏡画像です。
下の写っていないところに中心柱があります。根の先端に近いため比較的若い組織なのでデンプン粒がほとんど見えません。まだデンプンは貯蔵されていないようです。
根の中ほどに空いた穴周辺です。
下が中心柱に近い方ですが細胞の中にびっしりとデンプンが蓄積されているのがわかります。
穴の直下はなぜかデンプン粒が見えません。一区画でデンプンが消滅しているように見えます。蘭菌によって蓄積されたデンプンが消化されているようです。
Posted by woods at 2021年05月05日(水) 13時31分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
今時分の寒蘭の根
今日は4.5号のプラ鉢では窮屈になったこの株を5号鉢に植え替えた。
前回の植え替えから24ヶ月経っている。
根の状態はすこぶる良い。
自分はこの状態は蘭菌の活動が十二分だった結果だと思っている。
何かの原因で蘭菌の勢力が弱まっていればこうはならない。
この苗は平成25年に瓶苗を譲ってもらった物。
小さかった苗も随分大きくなった。
不思議なのだが
瓶苗は瓶から出すまでは無菌でもちろん蘭菌も付いていない。また瓶から出しても人力で蘭菌を接種することも無い。それなのに蘭菌が良く定着している。自分の環境では蘭菌の胞子はそこら中飛び回っていると思うが、芽に見えないことなのでいつどんな経緯で蘭菌が付着したのかと思ってしまう。
新芽も構えている。
バルブの状態から今年開花すると思われる。
先日蘭の根に空いている穴について質問があった。自分は蘭菌が関係していると考えているがこの説に確信はない。蘭菌以外にも根被に穴を空ける微生物は幾つかあると思う。大きな物ではセンチュウが穴を空けていたのを観察したことがある。
根の発生の初期は根被は生きた組織で、光合成の結果得られた糖分を分泌する組織になっている。それは植物がここに根圏微生物を呼び寄せるためだ。寒蘭の場合蘭菌は古い根の内部に定着しているが新芽の根が新しく下りてくると、古い根の蘭菌は一度外部に出てから新しい根へと伝染する(バルブを通して伝播しない)。
新しい根では蘭菌は根被の表でコロニーを作り繁茂していくが、次第に根被から皮層へと侵入していく。この課程で根被に穴があくと考えている(初期は小さな穴だが根の肥大とともに穴が大きくなり目に付く)。この穴が一直線に並ぶのは蘭菌が生長している根の先端部分に移動しているからだと考えられる。少数の蘭菌が付着して繁茂しながらコロニーを作り穴を空ける。一部が先端に前進しコロニーを作り穴を空ける。タイムラグがあるで一定の間隔で空いていくのでは無いかと・・・・
心配になったので、比較的新しい根を2本剪除して検鏡することにした。
Posted by woods at 2021年05月05日(水) 12時24分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年05月03日(月)
遮光ネット変更 [最近の蘭舎(旧)]
時間は8時25分
今朝は良く晴れた。
今日は遮光を強めた。
遮熱ネットの下に一枚クールホワイト等を張った。
左側 遮光率25%の寒冷紗
右側 25-30%のクールホワイト
昨年は4月19日に張っていたので2週間ほど遅かった。遅くなったのは今朝まで遅くなっていることに気が付かなかったからだが・・・
遮光を強めるのは温度を下げる効果を狙ってのことが大きい。それからすると今年の4月は思ったほど気温が上がらなかったので急いで張る必要が無かった。蘭舎が30℃を超える日が続いていればもっと早かったかもしれない。
ただ、少し葉色が黄色ぽくなったかもしれない。ここ何日か日差しは強かった。
Posted by woods at 2021年05月03日(月) 17時53分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年05月01日(土)
今朝の第一蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
今日から5月ですね。
いつの間にか土佐文旦の花が満開になっていた。例年より1週間から2週間早い。たぶん寒蘭の新芽は早くならないと思う。気候が影響する時期が違う。
早朝に降っていた雨も上がりいい天気になった。
潅水は光合成優先で行う。つまり潅水間隔何日でなく天気の良い日の朝やることだ。潅水後2、3日は十分水分があるのでやらなくてもいいが、間が3日空けばこれからの季節天気の良い日は朝潅水すると良い。
朝は雨が降っていたのでどうしようかと思っていたが水やりすることにした。中4日潅水。
寒蘭の花芽分化期は明確に決まっていないが、おおむね6月の夏至までに分化しているようだ。これは日長とは関係なくあまり暑くなると花芽が形成されなくなるからだ。寒蘭は栄養状態が一定水準になると花芽分化する。そのため早いものでは5月にも分化している。ただしいろいろあって開花期は一定して11月前後になる。
「猪縞」
葉芸が安定しないのは暑いのはいやかと思い地面に直置きしてみた。
自分の初期の交配山苗。
刷毛がきれいだ。作りにくくいまだに幼木だ。
第一蘭舎は夏の間この状態でおこうと思う。
オークションに3点出品しています。
この時期一番品物がない時です。
Posted by woods at 2021年05月01日(土) 09時03分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月29日(木)
カンランの根拡大画像
今日の植え替えでこり芽を処理中に10センチほどの新根が取れてしまった。
そのまま捨てるのも忍びないので・・・
どんな状況かと久しぶりに根の拡大写真を撮ってみることにした。
スライスして何カ所か横断面も見た。
先端部の根被は生きている組織なので変色していない。
ここからは実態顕微鏡画像
先端部分 きれいそうに見えるがすでに多くの根圏微生物が集まっている。
蘭菌だろうか白い菌糸が見える。
元に行くにつれて微生物のコロニーが発達している。
先端部分の横断面
中央部の横断面
実体顕微鏡で見ると根被は白い。これは光の関係だろう。
元近くの横断面
上のアップ
ペトロンが発達していないかとみていたが気配が無い。まだあっても僅かだろう。
Posted by woods at 2021年04月29日(木) 21時42分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月26日(月)
早朝散布 [最近の蘭舎(旧)]
時間は8時10分
シャワーを浴びて外に出てきたところだ。
今日も良く晴れた。
こんな日に病気の心配をすることは無いが、前回から19日そろそろと思い予防散布を済ませた。
今日の農薬は予防剤のセイビアフロアブル20=1,000倍といつものバリタシン液剤5=1,000倍、それに葉面散布剤のメリットM=2,000倍を加用した。
Posted by woods at 2021年04月26日(月) 08時24分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月25日(日)
今朝の第三蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
今朝も良く晴れていた。
ここ何日か良い天気が続いている。
前回の潅水は中3日で20日にしている。
この時期 いつものことだが「今年の芽の出は遅くないか?」とよく聞かれる。
秋芽が付いていると今頃はよく伸びてくるので、多くの人がこの秋芽の多い少ないで芽の出の良し悪しを感じているようだ。
秋に付いた葉芽は暖かくなるにつれて成長し10℃くらいでも地上で葉を伸ばす。
しかしながら新芽(今年になって付く芽)は今時分には伸びてこない。
夜温が18℃、朝の最低気温が15℃を超えてこないと新芽は付かないらだ。この温度には5月の連休が明けないとなかなか成らない。そして本格的に芽が伸びてくるのは6月になってしまう。
今日は中4日で水やりすることにした。
良い新芽を付けるにもバルブが張っていないといけない。
Posted by woods at 2021年04月25日(日) 08時52分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
2021年04月19日(月)
今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
先日の続き的話です。
今年もこのボックス栽培を継続しようと思う。少なくとも9月中旬まではと思う。ボックス栽培の意義は飽差値をいささかコントロールできることだろう。
ボックス栽培は自分が便宜上名付けているだけだが、当初は高温対策として始めた。最小の開口部は設けるものの棚をビニールで囲い散水した水分をできる限り逃さないようにしていた。当然散水等で加湿することになるが、特に飽差値を意識して管理することは無かった。しかしながらここ何年かは飽差値を見ながら管理した。といっても常に規定の飽差値に持っていくことは不可能と諦め、基本の管理作業は今まで通りで特に変わってはいなかった。ただし天候を見ながらこまめにやるようになっていた。
ボックス内はこの時間帯でも15%ほど湿度が高い。
一日の中で30分でも1時間でも光合成ができる時間帯が増えると寒蘭の生長に差が出来るはずだ。特にこの時期は花芽分化のため大事な時期だ。少しでも光合成量を増やしたい。
ちなみに今日の照度はマックスが1万2千ほどだった。
平均は9千〜1万位だろうか。
Posted by woods at 2021年04月19日(月) 14時40分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月14日(水)
今朝の第一蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
2日間雨が続いていたが今朝はようやく晴れた。
特に変わったことはないですが現況報告です。
遮光は遮熱ネット1枚です。
昼間は蘭棚の出入り口を空けています。
それと同時に北側を開放。
夕方にはどちらも閉めて保温。
蘭舎の窓は南側の2カ所を昼間少し空けている。
温度次第ですが、5月の連休明けまではこんな感じで管理していくと思います。
どこかで花芽分化について書こうかと思っていたのですが・・・
寒蘭の花芽はこんな感じにバルブが張っていかないと分化していかないようです。
寒蘭の花芽分化については過去記事にいろいろ書いています。
こちらの記事にまとめています。
Posted by woods at 2021年04月14日(水) 17時12分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月08日(木)
出品のお知らせ [お知らせ(旧)]
Posted by woods at 2021年04月08日(木) 18時02分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月07日(水)
消毒 [最近の蘭舎(旧)]
今朝は良く晴れていた。
昨日潅水したあと思ったほど乾かなかった。
時期が時期なので炭そ病が心配になった。
忙しい朝だったがなんとか時間を作って農薬散布した。
今朝のメインはやはりアミスター20フロアブル2,000倍。それに芸が無いがいつものバリダシン液剤5こちらは1,000倍、それとそろそろ虫もと思いコテツフロアブルを2,000倍で加用した。
散布後
散布自体は30分ほどで済む。やればどうと言うことはないので大げさに言うことは無いが、何かあった時の例えば配管が抜けるなどあれば対応に時間がかかる。やはり余裕を持って作業したい。
Posted by woods at 2021年04月07日(水) 18時48分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月06日(火)
潅水 [最近の蘭舎(旧)]
特に変わったことは無いですが、今日は中5日で潅水しました。
今日は少しは晴れ間が出るかと思ったが一日曇っていた。
今思えば昨日のうちに水やりしておけば良かった。
こんな天気の時にはしたくない。
特に急いだ潅水の必要はなかったが、明日から二日朝が忙しい。
そんなこともあって今日した。
こんな日は濡れ時間が長くなるので病気が心配になる。
先月9日以来防除していない。そろそろと言うかできるだけ早く農薬散布したい。
第一蘭舎は早めにビニールを閉めて、除湿機をかけた。
この時期使用済み鉢は必ず消毒している。
ケミクロンG1,000倍液の10分間浸漬処理で たぶん炭そ病菌は殺菌できると思う。
Posted by woods at 2021年04月06日(火) 17時03分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月03日(土)
第二蘭舎のエビネ [最近の蘭舎(旧)]
今日は第二蘭舎で育てているエビネを整理していた。
幾つか植え替えし、草を引いたり枯れた葉を摘み取ってみたりしていた。エビネも花が咲くと少しは世話をしようと思うが、花が終わるとほったりかしになってしまう。
この花はあれだけあった(花が咲いた)中でこの花が一番だと思い残している。
ピントが合っていないがこれも残した。
これは庭で咲いていたのを鉢に取った。
これもピンボケだが、色が良い。
Posted by woods at 2021年04月03日(土) 21時04分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年04月01日(木)
今日の出品 [お知らせ(旧)]
土が出来たので今日は一日植え替えしていました。
何本か抜き取って残ったは元の駄鉢に植えていた。
植え替えはエンドレス
常にあとが控えている。
そんな中、何とか夕方までに5点オークションに出品しました。
「濃紅13349」の別画像
昨年の「桃紅01199」
Posted by woods at 2021年04月01日(木) 19時51分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年03月29日(月)
配合と遮光 [最近の蘭舎(旧)]
今日は配合土を作成した。配合割合は前回と同じ。
先日作成したダケ土、大コンテナ0.8、中0.9、小0.3
スパーさつま 大1、中2、小1
鹿沼土 大2、中3
超高湿鹿沼土 大2、中2、小1
ゼオライト 6号1
サンドイッチ状に重ねる。
その後混ぜる。
第三蘭舎の遮光資材を変更した。
クールホワイトの遮光率45〜50%を巻き上げて、同じく75〜80%を展開した。
巻き上げ式にしているので作業的には簡単だが、巻いているのをきれいに展開するには時間がかかる。一時間くらいの作業だ。
Posted by woods at 2021年03月29日(月) 21時25分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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