2022年02月04日(金)
潅水の判断
画像は今日植え替えたものです。
5号鉢では窮屈になった株を5.5号鉢に植え替えた。ついでにバックを外した。
植え替えが迫っていたので植え替えしたが、前回の潅水からかなり経っていて現在の湿り具合が見てみたかったのもあり土を新聞紙の上にひろげてみた。
この土の色を見ると水気は十分ありそうに見える。特に完全に乾いた土と比較するとかなり湿っているように見える。
しかしながら実際は蘭に利用される水分はほとんど残っていない。手で触っても湿り気は感じるが水分として手を湿らすことはない。
画像は土を広げていた新聞紙。ほとんど濡れていない。二三日前に植え替えしたときはまだ湿っていたのでここ二三日で乾いてしまったことになる。
土壌の三相分布関連の話になるが、土に入った水は@大きな隙間の水は、重力に耐えきれず1日後には下方へぬける。A小さな隙間の水は、毛細管現象によって保持され植物が容易に利用できる。B土壌粒子に強い力でくっついている水は植物には容易に利用できない。この三つに分かれる。
今日の土の湿り具合はBの状態。1月25日に潅水してから今日で10日目。そろそろ水やりしないといけない頃だ。
Posted by woods at 2022年02月04日(金) 21時09分
コメント
ainoさん
鉢の表面の乾燥具合での判断は、その下の土がどうなのかわからないので難しいです。潅水は前回の潅水日や天候等を総合的に加味して決めないとと思います。ただし遅くならないよう早め早めにしないといけないですね。
こんばんは。
土は湿っていても新聞紙は濡れていないという言葉に、眼から鱗でした。すごくよくわかり参考になりました。
表土が湿っている=潅水はまだ早い。
この私の考え方が間違っているという事がよくわかりました。
また、この時期に新芽がこれだけ大きくなっているのにもビックリでした。
潅水のタイミングを土の乾き具合から決めるのは難しいです。pF値が測定できれば易有効水がなくなるpF値2.7直前が適時になります。この水分状態を目視で判断するのはまず出来ないです。
おはようございます。寒波の影響で数日は最低気温に注意ですね。この時期の潅水はタイミングが分からずにいましたが、今回の記事も参考になりました。見た目は湿っていても植物にとって使える水分でないといけないのですね。
これからは採光管理も忙しくなりそうです。
トラックバック
トラックバックURL
http://www.tosaran.com/ablog5/tb.php?ID=1811