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2023年01月15日(日)

植え替え [最近の蘭舎(旧)]

この時期は自分が寒くなければ蘭舎で植え替えしている。昨日と今日は暖かだったので植え替えが進んだ。
秘伝ではないですが工夫してやっていることがあるので紹介します。

画像(290x193)・拡大画像(1200x800)

この鉢は前回から2年経ったので植え替えした。
全然覚えていなかったが、バルブ下を水苔で固めていた。根が悪く無かったり数が少ない株によくしている方法です。

画像(290x193)・拡大画像(1200x800)

水苔から綺麗な根が沢山出ていた。

画像(290x193)・拡大画像(1200x800)

水苔を除けると3株になっていた。
なぜこんなことをしてたかだが前回の植え替え時根が悪くて切り戻したためだと思う。ラベルに1つは根無しと書いている。
3つに割っていたことでこの2年でそれぞれ2芽出て6芽増えていた。
水苔を巻かなくても同じようになっていたかもしれないが、水苔まきをしていたから良かったのかもしれない。


画像(290x193)・拡大画像(1200x800)

こちらも根が良すぎる場合の植え方。
左に写っている6.5号鉢に植わっていた株。鉢から抜くのに一苦労した。

画像(290x193)・拡大画像(1200x800)

悪いところがあればカットしようとみたが、切りたくなるようなところはほとんど無かった。芽数が9芽ほどあったのでバックを幾つか外すことにした。3芽外したのでメインの株は元の鉢にすんなり植えられた。

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問題はこの外したバックの根が長すぎることだ。

画像(290x193)・拡大画像(1200x800)

6.5号鉢に植わっていたので5号のプラ鉢では高さが足らない。

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こんなんでも自分は根は切らない。悪ければ切るが問題なければ残すようにしている。そのときは株を左手で持って鉢を反時計回りに回して根を螺旋に回転させて植え込んでいる。

画像(290x193)・拡大画像(1200x800)

回すことで高さが調整できる。

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回すときのコツは、回す前に土を少し入れておくことだ。
これで株を持って鉢を回しても根が空回りすることはない。

画像(290x193)・拡大画像(1200x800)

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この植え方は根にかなりダメージを与えるため必ずタチガレエースを潅注する。病気の予防と傷の修復発根作用がタチガレエースにはある。

私は年がら年中植え替えしているがこの時期の植え替えが一番多い。そのためにも最低温度の確保に努めている。植え替えて次の日に凍ってしまうと言うようなことはしていない。

Posted by woods at 2023年01月15日(日) 20時36分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

コメント

タチガレエースは私も当初は定期的な潅注で使用していました。年に3〜4回していたと思います。やらなくなったのは腐敗病が流行った当たりからです。タチガレエースはそれまでのタチガレンにメタラキシルM剤が加わったものです。フザリウム病に効果があることから蘭関係で使われていました。タチガレエースは寒蘭の腐敗病にも効いていたと思いますが、いつのまにか効かなくなっています。
今ではタチガレエースには発根や傷の修復をするホルモン的作用があることからに植え替え時のみ使用しています。

woods 2023年01月16日 06時43分 [削除]

植え替え間隔は毎年する人や3年か4年に一回とか色々ですね。私が2年間隔でしている理由は自分の施肥のやり方によることが大きいです。それ以外にも2年以上経つと鉢から抜くのが大変になることや土が崩れて根詰まり(三相構造が崩れる)することもあります。自分は寒蘭をはじめて5年目くらいから2年の植え替えを基本にしています。ただ株分けやバック外しで早くなることも多いです。長くなることはほとんでないです。

本題ですが、当初肥料は置肥でホスミンを使っていました。量的にはこの30年変わっていないですがホスミンが手に入らなくて今ではグリーンキングを使っています。
その頃、私の周りでは自分も含めて根を傷めるている人が多かったです。
根痛みの原因を調べる中で、施肥した肥料が原因ではないかと思われる事例があり。その場合表土のEC(電気伝導度)値が高くなっていることが解りました。EC値が高いと高濃度の肥料が根に入り浸透圧の関係で細胞を破壊してしまいます。その結果根痛みを起こします。(この傷み方は白い根の所々が灰色に変色し腐っていきます。初期は針で突いたような灰色の点が見られます。)これが根の地際部5センチから10センチまでの箇所に多く見られます。
施肥した肥料成分は潅水とともに鉢の細部まで行き渡り光合成活動で根に吸収されます。全てが吸収されるわけではなく残った肥料成分は蒸散される水の流れで表土に集められます。これを繰り返すことで鉢の上部には高濃度の肥料が蓄積してしまいます。

自分はこの理由で施肥量と根傷みのタイミングを見て24ヶ月植え替えをはじめました。基本は完全な新しい土への入れ替えですが、表土だけ新しくすることもしました。今では土の再生利用もしています。しかし新しい土に植え替えるのが成績的には一番良いです。それは24ヶ月で新しい土にすることは微量要素欠乏にも対応していることや、三相構造がバランス良く取れることも大きいかもしれないです。

woods 2023年01月16日 06時15分 [削除]

すいません、もう一つお聞きします。
消毒を定期的にしていますがタチガレエースは植え替えの時にしか見かけません。
定期的にタチガレエースを潅注する必要はないのでしょうか?

aino 2023年01月15日 22時09分 [削除]

こんばんは。
植え替えについて丁寧に写真を載せて頂き大変参考になりました。
私も蘭を始めたころ友人や商人に2年に1回は植え替えをするようにと教わりました。
そのため私も2年に1回を基準に植え替えています。
woodsさんも2年が基準になっているかと思いますが、この2年という基準の根拠はどのようのものなのでしょうか?
教えて頂けますでしょうか?

aino 2023年01月15日 22時04分 [削除]

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