2019年08月01日(木)
考察 [飽差を考える]
時間は15時59分
この時間まだ気温は高い。もう少しすると太陽が隣の畑にある檜に隠れて陰になる。
今年は飽差値を意識して管理してきた。
と言っても昨年までと違えたのは腰高までだったサイドのビニールを北側以外全面被覆としたことだけだ。
ただ、これだけで昼間の湿度は上がり、飽差の許容範囲にある時間帯が伸びた。また意外だったのがビニール内の温度がビニールの外より高くならないことだった。ビニールで囲っている間は床面散水を伴っているので、その効果だと思うが、2〜3℃は上がってしまうかなと覚悟していた。また外が晴天で乾燥するときは蒸散作用が大きいのか1〜2℃低くなる。ただし採光量が多いと室温は上がるので適切な遮光管理が必要なる。(この時期遮熱優先にしているので明るいところで8千〜10千ルックス程度)
日が陰る頃には被覆していたサイドのビニールは出来るだけ開放している。
花時期には、発色に影響するのでビニールはすべて取り除くと思うが、サイドはどのタイミングで外すかまだ判らない。酷暑が続く間はこのままで良いかなとは考えている。
画像は7月18日に植え替えて第三蘭舎からこちらに持ってきた未開花蘭。
こちらに馴染むか様子を見ている。2週間経つが大丈夫そうだ。
おおむね生育は良好だ。
湿度が高いので病気を心配したが、病気の発生率は昨年までより低い。
この管理で飽差の許容範囲に入る時間が増えるのは、多くて2時間程度で少なくても1時間はあった。これが多いのか少ないのかは何とも言えないが、一夏過ぎれば大きな違いになってくると思う。
Posted by woods at 2019年08月01日(木) 22時24分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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