2019年09月30日(月)
防除散布 [最近の蘭舎(旧)]
今日も天気予報は大外れ、朝から晴れていた。
前回から14日、防除効果のなくなった殺虫剤を散布した。
この時期、ハモグリバエを目的に農薬散布しているが、前回散布したアディオンの薬効もそろそろ切れてきたとところだ。
今日の散布
メインは殺虫剤のアディオン乳剤だが、ついでに炭そ病と細菌病にアミスターとバリダシンを混合。これもついでにメリット赤も加えた。
それぞれ2,000倍。
撮影時間は8時01分、農薬散布直後
この時期、薬害(奇形花)を心配して殺虫剤散布をしない人が多いと思う。実際薬害は多くの場合で発生している。
私のところでも毎年数パーセント薬害と思われる株が見つかる。100鉢中2〜3鉢くらいだ。薬害が出たものも全部の蕾のなかで2〜3輪の蕾に見られる程度だ。正常な花を確認できない株は全くないと言えるし、97%は健全な花を咲かすことが出来ている。
薬害は散布環境によって頻度や程度が全然違ってくるので散布は勧めたくは無いが、私のところでは30年以上やってきて毎年この程度の薬害発生状況だ。
殺虫剤散布は薬害=奇形花が出る。
故に「散布は悪だ。」「してはいけない。」はナンセンスな話だと思う。
Posted by woods at 2019年09月30日(月) 08時14分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
コメント
この時期油断大敵ですね!
ハモグリバエは2mmほどの小さなハエです。4mm目の防風ネットでは簡単に入ってきます。
四日くらい前のこと、白妙の蕾が黒いので、これはと思い分解してみると中から1ミリ位の青虫が出てきた。早速消毒をした。
どうして発生したのか不思議だ。蝶の侵入はないので、多分ハモグリバエの青虫と思う。小屋への出入りや潅水時ネットを開け放すことが多いので侵入したと思われる。
昨年は、期待の肇國、緋扇の花軸に青虫が宿りコンクールに出せなかった、今年は早くも白妙がやられた。
4ミリの防風ネットではダメと思うので、ニラ農家がハウスに張っている網戸仕様のネットに張り替えようと思う。応急措置として樟脳を方々に吊るしたまでは良かったが、その匂いに頭が変になってきた。
トラックバック
トラックバックURL
http://www.tosaran.com/ablog5/tb.php?ID=1289