2022年07月21日(木)
植え替え [最近の蘭舎(旧)]
芽かき作業も粗方終わってこれからは秋に向けて生育の思わしくない株の植え替えをしようと思う。
植え替えの前にどうしてそうなっているかの考察だが、鉢から抜かないとどうしようもない。それからなぜ生育が悪いのかを考えていく。今日は2鉢植え替えたので紹介する。
この株は新芽が出ていないどころか後ろの葉がほとんど黄化していた。
根を見ると前2名芽以外は根が全滅状態だ。
古い根は見事に腐っていた。カスカス状態だが、昨日潅水したので水を含んでいる。こんな根をしていると水のやり過ぎで根が腐ったかと言われそうだが、それは無いと思う。二次的に水を含んでいるだけだ。
なぜこんなことが起こるのだろう?既知の病気であれば昨年の新芽もやられているはずだ。そこからは新根が下りているので病気だとは見えない。
後ろを処分して良いところだけ残して植え替えた。一昨年の親は根が悪かったものの良いところもあり黄色くなった葉をカットして残した。
よく見ると新芽は小さいながら付いていた。
原因はよく判らないが肥料痛みか何かで傷んで全体に広がったのだろう。寒害でもこんなことがあるがこの鉢だけ寒害と言うのは変だ。その後は正常に生育している。この鉢の植え替えは昨年の3月。その時点ではおかしなところはなかったはずだ。
こちらの鉢は黄金葉かと思えるほど黄化していた。
新芽は両サイドに1本ずつまあまあのが付いている。バックの端の葉が枯れて無くなりイモとなっているほかその次の奴で出たバルブの袴の枯れ方が少し変だ。炭そ病でやられた袴に見える。
鉢から抜いてみると何とも言えない。完璧な根をしていた。根が傷んで黄化しているわけではなかった。
おかしいのは袴の枯れ上がり方だけだが、病気は関係ないのかもしれない。4.5号鉢に昨年の冬に植えている株だが、それから春に2芽出て今年も2芽出ている。栄養欠乏かもしれない。取りあえず真ん中で割って2株にしてそれぞれ植え替えた。
Posted by woods at 2022年07月21日(木) 10時05分
コメント
黄化が根傷みが原因でなければ肥料切れか微量要素欠乏の可能性があります。生理的な事もあるかもしれませんが・・・
これほど、根が綺麗だと益々原因が分かりませんね。根が悪いと枯れるのは、分かりますが。
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