2021年02月26日(金)
この時期の植え替え [最近の蘭舎(旧)]
自分は定期的な植え替えはおおよそ24ヶ月でしているが、いろいろあって作業は遅れがちだ。ここに来てやっと24ヶ月以上経った鉢を全て植え替えたができた。ただ定期の植え替え以外でも理由があれば結構やっている。芽かき時や株分け、バック外し等いろいろだ。
今日は未開花株の「株分け芽かきバック外し」を行ったので幾つかアップする。今回の大きな目的は昨年花が来そうでこなかった株の処理だ。
この株は昨年新芽が奴で付いてしまった。それで養分不足となって花芽分化しなかったと考えられる。早い時期に芽かきしていれば花は付いていたと思われる。昨年はなぜか芽かきする鉢が少なかった。
新芽を1芽切り外す。
バックも外して3つにした。
新芽は上手く根が外れなかったので育つかどうかわからない。
取りあえずバックと外した新芽を一緒に植えた。
この株も昨年奴で2芽出したので花が見られなかった。ただこちらは花芽は途中まで上がっていた。新芽が太りだしたため花芽が花に生長しなかった。
過去の芽かき記事の中で、読者の皆さんには芽かきの必要性を何度も述べていたと思うが、自分はだんだん横着になって時期に芽かきをしなくなってしまった。
1芽外した。
根が2本。この程度なら上手くいくと1芽でも育つかもしれない。
この株は昨年新芽を3つも付けてしまった。それで養分不足となって花芽分化しなかったと考えられる。
上側は奴の芽のままおいた。花が同じ理由で来ないかもしれないが、下の株で花が見られれば良いかなと・・・
この株も大きな芽を奴で付けていた。
大きい方の新芽を切り取った。
新芽を外す時は思い切ってハサミの先を奥まで強く差し込み切り取っている。
この株はバックも外し3つに分けたが、このくらい新芽が根を下ろしていれば生育してくれる。ただし春の芽は期待できない。
こちらは一昨年の奴芽に昨年それぞれ新芽が付いた株だ。
一昨年奴芽を1つにしていればその年に花が見られたかもしれない。それを奴芽でおいたので次の年も花が付かなかった。
奴でも花が付く株は少なくないが、付かない株は翌年も付かないことが多い。2年遅くなる可能性がある。それを考えたら花を早く見たい未開加株はやはり芽かきすべきだ。
片方の奴芽を外した。
花がわかって増やしたい株は奴芽をおくと良いかもしれないが、開花して雑なら2年無駄になる。
今日の植え替え鉢
この時期に作業するのは、花芽分化期を逆算して2ヶ月以上前には済ましておきたいからだ。いくら花を付けたいと思っても3月末とか4月とかでは間に合わないかもしれないからだ。花を付けたい株の植え替えは3月中旬くらいまでに終わらせておきたい。出来れば置き肥の施用前。
今日の蘭舎 撮影時間は10時40分
今朝は雨でずっーと降り続いていた。朝蘭舎は9℃くらいだったが、作業は順調に進んだ。
先日から温度計の場所を変えた。作業中に身体をぶつけて落とすからだ。
朝2時間ほどストーブを付けていたので棚内は13℃くらいだ。
Posted by woods at 2021年02月26日(金) 12時27分
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