2021年06月30日(水)
濃紅花0220 [最近の蘭舎(旧)]
たいした話ではないがある寒蘭の物語です。
画像は昨年11月13日に撮影。
この花は花間のある濃紅の紅花で本部展があれば良いところに行ったにと、この時は残念に思っていた。
この時点で第1花が8.3センチ。たいてい咲き始めに写真を撮って大きさを測っているので展示会時にはこれから更に大きくなっている。この花も10センチを超える大輪になる。ちなみに花茎は80センチ。長葉の部があれば間違いなく一番だ。
11月23日撮影
牧野植物園の展示会があったので出品した。
19日に搬入して最終日の撮影なので花も狂ってしまっている。しかしなんとも正面が壁側を向いていて人に背を向けていた。
この蘭は牧野には一昨年に続いて2度目の出品だった。一昨年は蕾で出品していたが、花茎が伸び上がり他を圧倒していた。今年は開花が間に合ったので期待していたのだがなんか寂しい結果になっていた。自分の中では恵よりこちらがひな壇だと思っていた。
12月6日撮影
中村では臨時の遅花会を開催することになり、この花も遅くまで置いていた。
この株は遅花会が終わるとすぐ3つに割った。バック1芽外したのだが、新芽の伸びが気になった。この新芽を置くと更に大きくなりそうだったからだ。
計ってみると80センチを超えている。大きくなる品種なのだろうがここまで伸びるとさすがにまずい。毎年芽かきの時期に新芽を1芽にしてきた。その弊害だろう。このままではいけないと、小さく作り直そうと新芽を外すことにした。
この試みは上手くいった。
前後ろを外したので3芽になったが、2芽から1芽ずつ新芽が出た。これだったら親より葉が長くなることはない。秋には5芽の良い株になる。
バックにも新芽が付いた。ただし4枚あった葉が2枚枯れた。
こちらは奴で芽が付いた。
この株は今年の花は期待できない。
同じような花が咲くこちらの株に期待している。
Posted by woods at 2021年06月30日(水) 17時40分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
コメント
おはようございます。
1年休むと次は良い花が付くと思いますよ。
(譲ったのをすっかり忘れていました。もうひと鉢似たのがあったのにと探していました。)
この株は今年は花は付かないと思います。付いても早めに切ります。何か刺激があるとこんなことになるのではと思います。狙って出来ることではないです。
一昨年の牧野で気に入って坪取りを分けていただきました。その年は新芽があまり大きくならず念のため花芽は切りました。今年は花を見たいなと思っています。
前と後ろの芽外しは初めて見ましたが感心しました。今年の花がどのように咲くのか興味ありです。またブログアップ楽しみにしています。しかも全てに新芽が上がっていますね。こんなのを見ると寒蘭は生命力の強い植物だなと思わされます。
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