2022年03月04日(金)
蘭土作り [最近の蘭舎(旧)]
今日は土作りをすることにした。
第三蘭舎で順調に植え替えしていたら準備していた土が底をついていた。
まずダケ土づくりだ。もとの土は10日前にいつものところに採りに行っていた。土嚢袋で7つ。駐車場からここまで上げてくるのがつらくなってきたので、昨日のうちに運んでいた。
今回のも結構枯れ葉(一部腐植化)が混ざっている。
どんぐりも沢山見つかった。このどんぐりは蘭土に混ざり込んでは芽を出してくる。
自生地の土なので少しぐらいは落ち葉が混ざって腐葉土化していても気にしないことにしている。
自分の蘭の生育が良いのはこの有機物のせいかもしれない。実際根圏微生物層を豊かなものにしているし、腐植は保肥力を高めている。
3時間ほどかけて細かく砕いて選別した。
午後市販の用土の買い出しに行ってきた。
2回分を買ってきた。これで3万数百円かかった。
ここで配合。
この量でみかんコンテナ8杯分できた。1杯40リッターとして320リッターくらいになる。
最後は貯蔵用タンクに入れて水を潅注し土を湿らせる。
前々回から配合量を増やしたので、このタンクに入りきらなくなった。
硬質鹿沼土中が1袋とさつま土中が2袋増えている。
Posted by woods at 2022年03月04日(金) 20時53分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
コメント
「雑菌が繁殖して根から葉への水分供給が出来なくなっているなど」これだと病気の定義になってしまいます。腐敗病や炭そ病がそうです。
蘭菌は蓄電池のようなもので蘭が養分不足の時、蘭に養分を供給します。蘭菌は蘭からの養分で育ちますが、根圏微生物の種類や量が状態の良い時はそれらは吸収分解して自分の養分供給源にしています。根被周辺に留まっている根圏微生物は、蘭菌が利用していることになります。用土に肥料が無くなった状態でも根圏微生物が豊かだと蘭は栄養不足とならず、蘭にも栄養を供給していきます。根圏微生物が消毒で死滅したり蘭菌が利用できない種類だと蘭は蘭菌からの養分供給が滞って栄養不足になってしまいます。根が白いと状態はよく見えますが、蘭菌と根圏微生物との関係は思わしくない場合もあると思いますよ。
葉の黄化についてですが蘭菌やその他微生物も関係している可能性はないですか?例えば雑菌が繁殖して根から葉への水分供給が出来なくなっているなど。
黄化している株を確認すると見た目は根の状態が良いのに不思議に感じることがあります。
私の蘭舎は照度も明る過ぎる程とっていませんし、湿度も加湿器である程度は確保しているので検討がつきません。
調子の良い株は葉が青々しています。
「根圏微生物層を豊かなものにしている」から自分なりに感じた感想です。
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