2022年10月11日(火)
夜露効果 [最近の蘭舎(旧)]
今朝は冷え込んだ。
5時30分の時点で12℃だった。
日の出前に葉水をすることにした。
今日は潅水には早いので軽くかけた。
理屈は潅水と同じだが、日の出前は一番気温が下がる。潅水で蕾に水がかかると気化熱で蕾が冷やされることが期待できる。当然蘭舎自体も気温は下がる。
この状態で朝日特に紫外線が当たると発色が良くなるのだ。
古くから言われていた夜露に当てるとか蕾に霧を吹くとかはこの理屈だ。
夜露効果は「蕾の温度が低く保たれた状態のなかで紫外線が当たると発色のための色素が多く生成される。色素が増えるとともに低温に置くことで葉緑素の発生が抑えられてるので濁った花色になりにくい。等」
花弁の色は桃や黄の色素の入った細胞と透明な何も入っていない細胞(あるいはその中に葉緑体の入った緑の細胞)がいろんな割合で混在することによって決まる。
葉緑体が多くなるに従って花は濁ってくる。
完全な桃花はピンクの細胞と透明な細胞だけで葉緑体の入った細胞は見られない。紫月などの濃紅花はピンクの細胞と葉緑体の入った細胞が混在しているが色素の入った細胞の絶対量が多い。
黄金葉は葉緑素が入りにくい性質があるため、鮮やかな黄花や桃紅花が咲く。
また低温に当たると一度生成した葉緑素は壊れやすくなる。葉緑素は昼間暖かい時に光量に比例して多く生成される。発色のため桃や黄花は日中暗くすることも良いかもしれない。
Posted by woods at 2022年10月11日(火) 06時05分
コメント
葉水はたまにするだけです。乾燥していて天気の良い日にやるようにしています。曇雨天の時の葉水は病気が出やすくなるのでしないです。今朝は放射冷却の冷え込みがきつかったので良いタイミングだと思いしました。今日も乾燥していたので明日は水やりしようかと思います。水やりは中3,4日です。水やりもこの時期は早朝潅水なので夜露効果はあると思います。
お聞きします。日の出前の葉水の頻度は、霧は、水分が、過ぎることはないと思いますが、葉水となると、水分過多になるのでは、今水遣りは、3〜4日開けて。かけてます。
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