2019年08月20日(火)
今日の第一蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
台風10号が去って暑さも一段落ついたようだ。気温的にはまだ32,3℃になっているが朝夕が涼しくなった。
盆明けを一つの目安にしているが、今日は採光を少し強めた。
天井のクールホワイトを除けて遮熱ネット一枚にした。
サイド周りは胸高まだ囲っていたビニールを腰高まで下げた。
サイド周りを囲っていたビニールの高さを下げたのは、窓からの紫外線をより多く花芽に当てたいからだ。
私が使っているビニールは農ポリで紫外線カットフィルムだ。蘭舎周りを囲っている波板も紫外線カットのポリカなので、紫外線は開けている窓の隙間からしか入り込まない。花の発色には午前中の早い時間帯に紫外線を当てることが大事であるが、窓から入り込む紫外線で十分のようだ。紫外線は乱反射するので蘭に日が直接当たっていなくても届く。
昨日と今日は蘭舎に居て花芽を確認していた。
今年は早い花芽が少なかったが、本来の花芽がやっと見えてきた。
確認した順番にナンバーを付けている。
番号を書いたラベルを差し込んでいるが、これは花が咲いたときに記録を残すためだ。
一番は写真撮影時にこのラベルの番号を写し込むことで、後で写真を見たときにどの蘭だったか確認できる。
花芽を確認した蘭はリスト管理している。
写真は生データを日付のホルターで保管しているので、このリスト一覧を見ることでどの蘭の写真がどのホルダーに入っているかが判る。
もちろんこのリストは後でエクセルファイルにしている。
Posted by woods at 2019年08月20日(火) 18時13分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
コメント
いつも丁寧なご教授をありがとうございます。
根の良い幼木はプラ鉢栽培なので陶器鉢の印象が少なからず悪くなっていたのもあるかもしれません。今後も当ブログを手本にさせていただきます。
そういえば寄せ植え方法を真似していたものを昨日植え替えの為鉢からだしましたが結果良好でした。(根と葉色が改善!)
明らかに鉢の種類による違いであっても答えは難しいですね。
プラ鉢を基準に考えた場合は、陶器鉢は水持ちが良いか不足するか、肥料持ちが良いか肥料不足になるか等の原因で生育不良になっているとの答えになると思います。真逆の答えが存在します。いろんなところを総合的に判断しないといけないですが本当のところを言い当てるのは難しいです。
鉢と株の関係は根の悪かった株を一回り小さくした鉢に植え替えたら良くなったとかの事例の経験で判断していくしか無いです。
私は陶器鉢(展示会出品)が基準なので、プラ鉢は意外と健闘するんだな、幼木の時はプラ鉢植えで良いのかなと言う感想です。
また、プラ鉢は土壌的には良好な保水性が陶器鉢より長く保たれているようです。加湿になりにくく乾燥しにくいという特徴があります。冬期の温度低下も陶器鉢より少ないかなとも。
根の状態は、若い木ほど良く古く大株になるほど悪くなります。若いときの状態を長期に保つためには再々植え替えして古く悪くなったところをバルブごと外すか悪い根を剪除していくか、病気については薬剤防除を適度にしていくことかと思います。
それとは別に蘭菌が優先して繁殖できる環境作りが重要だと考えています。根が悪くなる原因の多くが根圏の微生物相が経年ととも変化していくところにあると思います。
おはようございます。
これまで展示会用鉢に植え替えた株の半数以上が根が悪くなったり、病気の症状が表れ出したりしたことから疑問に思っていたことです。プラ鉢では比較的小さめの鉢で管理していましたが、鉢になり少し余裕のあるものに変えたことで加湿気味になったかなと考えたりしています。
株にあった鉢とは、葉の大きさなどで判断せず、根の量や長さなどで判断すべきでしょうか。
難しい質問ですね!
成長が良くないと言うことですが、それが鉢の違いだけのせいでしょうか?
プラ鉢からプラ鉢への植え替えとプラ鉢から陶器鉢への植え替えとが明らかに違いがありますか?
植え替え時の環境変化によってその後の生育が芳しくないものは少なからず出てきますよ。それは鉢の違いでは説明しきれないことが多いです。
暑さも一段落しましたね!私も遮光を少し弱めて秋に向けた蘭舎の整備を少ししました。今年は初花の花芽がいくつか見え楽しみができましたが、去年咲かせていた株の花芽が見えずヤキモキしています。まぁいずれ出てくるだろうと思い込んでいるところです。
ところで、質問です。ある程度株が出来てくるとプラ鉢から展示会用鉢に植え替えるのですが、何故かその後の成長があまりよくないことが多いです。注意点として株の大きさに合わせた鉢を選んでいます。原因は何でしょうか?
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