2021年05月05日(水)
今時分の寒蘭の根2
穴について考察してみます。
画像は比較的新しい根の穴
穴の初期
先端に近い方です。
輪切り
立て切り
根被の穴は大体こんなになっています。
新しいと薄く古くなると黒ずみが目立ってくる。
ちなみにこの根の先端部分です。
先端の根被は生きた組織なのでみずみずしい。
上の続き
根圏微生物(たぶん蘭菌も写っている)がかなり繁茂している。
根の先端に近い方に空いた穴周辺の顕微鏡画像です。
下の写っていないところに中心柱があります。根の先端に近いため比較的若い組織なのでデンプン粒がほとんど見えません。まだデンプンは貯蔵されていないようです。
根の中ほどに空いた穴周辺です。
下が中心柱に近い方ですが細胞の中にびっしりとデンプンが蓄積されているのがわかります。
穴の直下はなぜかデンプン粒が見えません。一区画でデンプンが消滅しているように見えます。蘭菌によって蓄積されたデンプンが消化されているようです。
Posted by woods at 2021年05月05日(水) 13時31分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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