new Woodynote

    Woods@管理人のブログです。

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2016年05月14日(土)

この時期の根2 [寒蘭の勧め(旧)]

切断した「福の神」の根をさらに細かく見てみた。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【未熟根の根被と皮層】根の1/4で中心柱は写っていない。

画像は@の部分で先端が伸長している比較的白い部位。
*丸い粒はサンプルに入り込んだ空気

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

【上の皮層の拡大画像】
皮層には何も見えない。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【成熟がやや進んだ根被と皮層】@の部分だがAに近い方

皮層の一部に蘭菌が見える。黄色い塊。
蘭が作る貯蔵養分のデンプン粒はほとんど見られない。

根被は黒ずんでいる。すでに死滅した組織になっていると思われる。
空気が入ると白く見えるが、濁った水が入っているので黒っぽい。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

【上の蘭菌の入っている皮層の拡大画像】

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【更に拡大した画像】
細胞内に蘭菌が見られるが熟成したペロトンにはなっていない。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【同じ細胞の蘭菌部分】
解りにくいが毛糸玉のように多数の菌糸が固まっている。
下の方はより黄色く見えるがペロトン化しているようだ。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【成熟根の皮層】Bの部分の一番根被が茶黒いところ
左の黒いところが根被、右下の丸いところは中心柱

中心柱に近い皮層細胞にはデンプン粒がびっしり詰まっている。
根被側にはやや離れて黄色くみえる蘭菌のペロトンが見られる。

*蘭菌は中心柱近くまで到達できない。蘭菌は病原菌と同じ糸状菌なので本来の根である中心柱には近づけさせない。一種の防御機能が働いている。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【上の部位の根被拡大画像】
根被は死滅した組織であるが細胞の形は残っている。
細胞内はベラーメン(編み目)構造のため水は容易に移行する。

細胞内に粒が見えるがこれはサンプル作成時にデンプン粒が溶け出したもの?

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【外皮部分】
根被と皮層の境目に一層の外皮がある。所々にある一回り小さな細胞は水を取り込む通過細胞。

外皮から内側が本来の根であり、生きた組織である。この部分の根被はかなり茶黒いが外皮と皮層は白くてきれいだ。
これを根が腐っているという人がいるが事実無根だ。
間違っても剪除しないことだ。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

【根被の拡大画像】
上の部分の根被細胞。
これくらい拡大すると黒く見えない。網目状のベラーメン構造がよく解る。茶色い塊が見えるが、これらが根圏微生物のなれの果てだ。こういうのが固まって根被を茶黒く見せている。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【熟成根の蘭菌】
上のBの部分の蘭菌の入った皮層細胞を拡大したもの。

ペロトン化した蘭菌が菌糸で結ばれている。解りにくいが上の二つの間に菌糸が連なっている。


画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【熟成根の蘭菌】
上の部位だが焦点を代えて撮影。
右下のペロトンから3本の菌糸が伸びているのが解る。


画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

【中間根の皮層】
Aの部分の蘭菌が見られた皮層。
@ABの部分は大まかにBは1年前の春から夏に、Aは秋から冬、@は今年伸びたものと考えられる。期間が経つにつれて根は成熟し貯蔵養分をためていく。蘭菌はそれと同時に増加していきペロトンを蓄積する。

この画像のようにAの部分は@とAの中間で、デンプン粒も少なくペロトンもこの部分でしか見られなかった。

成熟根のデンプン粒の蓄積とペロトンの増加はこの時期とても大事な現象です。
これが不十分だと花芽が出来ず期待していた株が今年未開花で終わることになるかもしれません。花芽分化は【日長や温度に直接依存せず,日照条件に支配される炭水化物の体内含量が関与している。】

私の所は両者とも順調に増加しているようです。

Posted by woods at 2016年05月14日(土) 09時22分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年05月13日(金)

この時期の根 [寒蘭の勧め(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「福の神」昨年の芽の根。
画像中央の根を三分割して検鏡してみました。

このバルブは私の蘭舎で一番大きなものの一つだ。これ以上立派な葉も他にはないだろう。
その根なので機能的には十分機能していると思う。
一見腐っているように見えるが、それは見た目だけである。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

@根の先端部
さすがにきれいだ。分岐しているが先はそれぞれ伸長中だ。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

こちらは@の輪切り
切り方が悪いので先が切れているが、どこもおかしくない言い根だ。


画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

こちらはAの部分
根被はかなり茶黒い。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

Aの輪切り
色が茶黒のは根被だけ。
外皮から中心柱はいたってきれいだ。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

Bの部分
Aよりもより茶黒い。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

Bの輪切り
これもAと同じだ。

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

Bを斜めにカット

画像(290x232)・拡大画像(1280x1024)

根被をピンセットで剥いだ状態。
生きた組織である外皮以下はまったく正常。

根被はそもそも根の先端部の伸長中の組織以外は死滅した組織で弾力性のあるスポンジ状をしいる。
その主な働きは外部の刺激から生きた組織である外皮、皮層、内皮、中心柱を物理的に保護することである。





スポンジ状の組織であるため貯水タンクのように思われるが、根が乾燥するとこの水も容易に消失する。また根が白く見えるのはここに水の代わりに空気が入り込むからである。

それでは何故茶黒く見えるのか?
これはなかなか証拠が見つけられない。
検鏡して解るのは根被の表面にはびっしりと泥のような物が付着していること。根被の内部には水がいっぱい入っていてそれが茶色く濁っていることだ。
想像でしかないが根圏微生物が根被の内外で活発に繁殖しそして死滅した結果、死骸が付着したり水に溶け出して色が付いているのだと思う。蘭菌は皮層から菌糸を伸ばしてこれらを栄養にしているのだろう。なぜならこんな所に限って皮層内部には蘭菌が形成するペロトンが多いからだ。

Posted by woods at 2016年05月13日(金) 06時35分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年05月12日(木)

葉切り [最近の蘭舎(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

質問があったので関連ですが・・・

私はバルブを残して葉だけ切りとることは少ない。
ほとんどがバルブこと外す。
例外的にこんなのは切った。あまり増やしても仕方ない蘭。
大株なので古いところを切っても影響ないと思う。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

こちらは3芽物。
バックを外したいがタイミング待ち。
ここで葉を切ったりバルブを早く外しすぎると、開花が1年は遅くなってしまいそうだ。

新芽が15センチほど伸びれば外ずそうと思っている。
ただしタイムリミットは7月の土用の丑の日。


Posted by woods at 2016年05月12日(木) 20時25分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

植え替え [寒蘭の勧め(旧)]

植え替えをしたので写真を撮ってみました。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

植え替えしたのは「福の神」。大成木の4芽物。昨年の芽は63センチある。

昨年本部展でベタの部金賞となった株だ。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

植え替えの理由はこの鉢に2年前の5月1日に植えいてちょうど24ヶ月経ったからだ。

4芽ものだが去年の芽が大きすぎてなかなか鉢から出てこない。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

やっと出てきた。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

新芽を確認すると奴芽で一つは追い子で付いていた。
今までのように一芽にすると葉が大きくなりすぎるので二芽残すことにして追い子をはさみで切り取った。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

根は色は悪いが腐っているとはほとんどなく一番古いバルブの根が画像の分だけカスカスになっていた。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

こちらは昨年の芽の根。
遅く出たところは白いが早く伸びたところは真っ黒になっている。

これを根が悪いという人がいるが、色が悪いだけだ。
ブログの読者はすでに解っていると思うが、私の回りにはいまだにごちゃごちゃ言う人がいる。この色は根圏微生物の活動の結果で蘭菌が繁茂しているからなのだが・・・
勿体なかったが証明のため中の1本を切り取った。検鏡してみる。

この黒い部分を白くしたいなら2ヶ月にいちどタチガレエースを潅注すれば黒くならずに済むと思う。自分も初めてタチガレエースを使用したときは(17,8年ほど前?)年に4回ほど潅注していた。
その結果は根はきれいだったものの腐敗病の大発生と黄金葉等の作落ちだった。


画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

追い子を一芽と根を少し整理したが、4芽のまま元の鉢に植えることにした。バックを外して3芽にしても2芽付ければ秋には5芽になるが、2芽出すのとバックの葉が悪くなかったのでそのままにした。優勝を狙うなら5芽より6芽の方がベターだろう(^^;)


画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

植え替えの時は直接底のサナに根が当たらないように2,3センチ土を入れている。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

根をそのままいれると鉢からはみ出た。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

前回もそうだったようだ。根は螺旋に回っていた。

画像(193x290)・拡大画像(801x1200)

こんな株を植えるときは根を螺旋状に回して入れ込んでいる。

かなり強引に植え付ける。
土を少しずついれながら回しているが土が下によく入り込むように鉢を拳でたたきながら入れ込む。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

最後は
土は5目ミリの篩でふるっているがその小粒を化粧土に使っている。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

水を掛ける。間を置いて2回潅水。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

潅水後、すぐにキトチンキとタチガレエース、HB101液を潅注している。

画像(193x290)・拡大画像(801x1200)

今回はかなり強引に植え付けたのでたっぷりと潅注した。

画像(193x290)・拡大画像(801x1200)

だいたいこんな植え方だ。

Posted by woods at 2016年05月12日(木) 16時43分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年05月11日(水)

今夜の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

ネタが無いのでいつものように・・・
今日の蘭舎です。
5月の中旬だというのにずいぶんと涼しい夜だ。
これで芽の出は遅れそうだ。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

夜なので葉色が解らないが少しはましになっただろうか?

先日液肥をやってからは
葉色の特に悪い鉢を5,6鉢第二蘭舎に持っていった。
バックが枯れそうな葉は整理した。
そんなこともあって見栄えは良くなったと思う。



画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「孤舟」
これは元々色の濃い蘭なのだろう。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「古都」
まだ全体に黄色ぽっい。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「福の神」
これはこんなものだろう。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「無名」
悪いのはバックの端で4年生の葉だ。切り取りたいところだがしばらくは置いとく。

Posted by woods at 2016年05月11日(水) 21時04分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年05月09日(月)

再利用 [寒蘭の勧め(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

私はここ何年か用土の再利用をしている。

画像は
左篩の中の土は24ヶ月使用した土をケミクロンG1000倍液で消毒したものだ。篩の右側は消毒して再生した土を20ヶ月使用したもの。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

その再利用の用土に植えていた蘭。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

こちらは通常の配合土。24ヶ月使用したもの。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

その用土に植えていた蘭。

再生土の蘭の根がやや茶黒いが葉や根の生育は全く遜色ない。
この蘭だけでなく他も同じように用土の再生土植えは全く問題ない。
ただし再生は1回使用(平均24ヶ月使用)の用土でしか試していない。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

それぞれの土のECとpHを測ってみた。

画像(290x188)・拡大画像(800x519)

結果は
pHはあまり変わらないがEC値が土が古くなるにつれて高くなっている。硝酸態窒素が蓄積されているととることも出来るが、問題となる数値でない。
硝酸態窒素以外にECを高める物が蓄積されているのかもしれない。例えば塩化ナトリウムや塩化カリウム。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

これを見ていただきたい。
電気ポット型蒸留水器だ。
底に白いものがたまっている。
水道水を蒸発して最後に残った物だ。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

寒蘭の土や鉢には水道水を使用する場合、水道水に混ざっているミネラル等不純物が結構残るのかもしれない。

蘭鉢の足周辺が白く汚れることがあるが、それが水道水の不純物かもしれない。
ちなみに電気ポットの底にたまった白い塊はクエン酸に溶かして掃除をしている。鉢もクエン酸できれいになるかもしれない。

Posted by woods at 2016年05月09日(月) 19時20分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

今朝のことだが「新芽が見えてこないので早く出すにはどうしたら良いか?」と言う話になっり、「肥料をやりたいがやりすぎたらいけないので水を再々かけたらどうか?」と訊かれた。


画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

肥料をやったら大きな芽が早く出てくると思っているのだろう。
肥料が不足したら芽は細くなるが、肥料をやったからといって早く大きな芽が出てくるわけではない。

問題は昼間の天気と夜温だ。光合成が十分出来る日照があるか、日の入り後新芽を成長さす温度があるかだ。20℃を下回るようじゃ芽は土を切ってこない。今できることは夕方には窓を閉めて蘭舎が冷え込むのを少しでも抑えることだと思う。

Posted by woods at 2016年05月09日(月) 18時09分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年05月07日(土)

秋芽・葉? [最近の蘭舎(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

秋芽か葉かわかりませんが、きれいに出ていたので撮ってみました。

「御所桜」
異質の白さですね!

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「幸織」
バック出しです。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「無名」
西谷の交配物でしょう。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「金紫鳥」
芸はありませんが黄金葉です。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「古今集」
古今集としては芸は良く出ている方だと思います。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

「無名」
私の山採りです。地元黒潮町産。手前が新芽で後ざれの芸です。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

上のアップ。

Posted by woods at 2016年05月07日(土) 18時35分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年05月05日(木)

新芽 [最近の蘭舎(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

ネタがないので新芽を撮ってみました。

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紅はるかの新芽。

伸びそうで伸びないので変な色になっている。第一蘭舎の蘭。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

ホルモン付き苗の新芽。

これくらい大きく出てくれると先が楽しみだ。こちらも第一蘭舎。

画像(193x290)・拡大画像(799x1200)

古今集の新芽。

捌けて出ている。この芸が残れば言うことはないのだが・・・
加温棚に入れていた。


画像(193x290)・拡大画像(801x1200)

山苗の黄金葉。

早く花を見たいのでハウスの加温棚に入れていた。
良い伸び具合だ。

画像(193x290)・拡大画像(801x1200)

山苗。

こちらも加温棚。
良い色かげんだ。

Posted by woods at 2016年05月05日(木) 17時28分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

2016年05月04日(水)

液肥潅注 [最近の蘭舎(旧)]

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今朝は昨日の嵐が嘘のように良く晴れ渡っていた。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

今日は液肥をやることにした。


メリットM1000倍 +クミユーキ2号 1000倍

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

画像(193x290)・拡大画像(801x1200)

エビネも含めて400リッター潅注した。

Posted by woods at 2016年05月04日(水) 16時21分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年05月03日(火)

今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

今日の寒蘭です。
ここには黄金葉はないが、目の前の紫月も黄金葉状態だ。

今年は3月7日にグリーンキングを施用してからも思ったほど葉色が良くならなかった。先日はメリットMを消毒時に葉面散布したがそれも効果無しか・・・・


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この二鉢はオークション出品の画像撮影のため鉢からうつしてみた。


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根も悪くなく新芽も見えているが、根が充実するのはこれからだろう。心なしか根は細い。

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こちらも新芽は付いているが根数が少ない。

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この二鉢はせっかく土をうつすので、pHとECを調べることにした。

表土は肥料が固形のままあるのでその影響がないよう2,3センチのけてその下の土を調べている。


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表面から5センチから10センチ下の土を調べるのが一般的だ。

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土1に対して水2の割合で混合し良くかき混ぜた後測定する。

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上の鉢がEC=0.07mS/cm

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下の鉢がEC=0.06mS/cm


この数値が何かということだが、ECは電気伝導率とも言い硝酸態窒素含量と相関が高いことから土壌中の残存窒素量を推定する指標として使われている。


EC値0.07とか0.06はほとんど窒素肥料はないと言うことだ。

画像(288x290)・拡大画像(1200x1208)

寒蘭の土でECが1.0や2.0とかになると大変なことだが、私の今の肥料状態はその10分の1以下なので全然問題ない。次の施肥が可能だ。

Posted by woods at 2016年05月03日(火) 17時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年05月02日(月)

今朝の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

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今朝の最低温度は18℃。寒さよけにビニールで囲っておく必要はなくなった。

と言うことで、今朝はビニールを除けることにしたが、いろいろ考えると結局除けたのは側面の一部だけだった。

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天井は屋根からの熱気が蘭へ直接降りてこないようにすべて残した。

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側面は窓からの風が蘭に当たらないように地面から葉の高さまでは残した。

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除けたのは出は入り口の3ヶ所と、側面の上部1m幅だ。


昨年もこの状態で9月までおいたと思う。少しは夏場の乾燥防止対策になるかと思っている。

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第二蘭舎も同じようにした。

Posted by woods at 2016年05月02日(月) 09時25分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年04月29日(金)

今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

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今日の蘭舎です。

昨日のうちに蘭棚の上部は遮熱ネットの下に25−30%遮光のクールホワイトを張っていた。

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少し暗くなったが5月いっぱいはこれで良いと思う。

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ビニールも昨夜から開けっ放しにした。

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2℃ぐらいは低くなったと思う。

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こちらは第三蘭舎。
こちらの遮光はしばらくこのままだ。

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

燃やすため広げてみた。
ここ2週間であつめた古葉だ。


よく言われるが森さんの蘭は葉がきれいだと。あたりまえだ古い葉や葉先が枯れたところは早め早めに切り取っているのだからだ。

Posted by woods at 2016年04月29日(金) 20時09分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

2016年04月27日(水)

今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

画像(290x193)・拡大画像(1200x801)

今日の蘭舎です。
こちらは第一蘭舎。まだビニールは張っている。

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天井は遮熱ネット1枚だが、来月に入るとこれでは足らない。
そろそろもう一枚張らないとと思っている。

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蘭はバックの枯れ込みが目立ってきた。
そろそろ本格的に芽が出てくるかな。

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今日は一日中雨。除湿器も朝から回りっぱなしだ。

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こちらは第二蘭舎。

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もともと葉が黄色くなった蘭も入れているのだが、それでも葉枯れが目立ってきた。

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こちらも除湿器は回りっぱなし。

30日までは朝は冷えそうなので、ビニールを取るのは来月に入ってからになりそうだ。

Posted by woods at 2016年04月27日(水) 16時09分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年04月24日(日)

竹内の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

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今日は竹内の蘭舎へ行ってきたので何のことはないですがブログネタにスマホ画像をアップします。

以前に紹介したようにあまりにも悲惨な状態になっていたので、あのあとから片付けている。
蘭舎の裏に大きな木があったが冬の間に切っていた。今日は除草剤を散布しに行ってきた。

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こちらは花物の置き場だ。

竹内の蘭舎は東南方向は大きな山で昼間は夏しか日が当たらない場所にある。冬は西日しか当たらない。
こんな場所で西谷物を色よく咲かせていた。標高50m位で冷え込みはないが一日の寒暖差は結構あるのかもしれない。

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ここにびっしり鉢を並べていた。今は水は流れていないが、鉢を置いている間はずっと流していた。

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ブロック壁の上と屋根は金網でその上に遮光ネットを張っていた。
雨水が直接蘭にかかっていた。


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池の鯉。
餌を撒くと寄ってくる。

Posted by woods at 2016年04月24日(日) 19時25分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年04月22日(金)

農薬散布 [最近の蘭舎(旧)]

今日は早起きして薬剤散布をした。

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今日のメインはセイビア−フロアブル20
炭そ病の予防だ。
ついでにバリダマイシン液剤5。これも糸状菌である炭そ病に効果があるかもしれない。ちなみにバリダマイシンは細菌性のズボ抜けには効果が高い。

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前回も入れたが、メリットMを混合した。
セイビアーとバリダシンは1000倍、これに2000倍で加用した。


メリットMは微量用素剤だがマグネシュウムや鉄を補給したかった。
施肥直後だというのに葉の黄化が目立ってきたからだ。

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窒素欠乏による黄化ではないようだ。


メリットMは知人にも勧めたが、やると葉が青々してきたと言っていた。過剰にやると心配だが効果はあるようだ。

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こちらは黄金葉(緋月)だがもう少し緑が乗って欲しい。

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セイビアーやバリダシンの散布方法には注意が必要だ。

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自分は電動の噴霧器で散布していて噴口は7頭口を使用している。葉や株元に霧状に散布したいからだ。

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土の表面は湿るが根に薬液が届くほどはかけてはいけない。

薬剤の多くは水に混ぜることと土に触れることで殺菌効果が落ちてくる。2日もすればほとんど効かなくなる。

何を言いたいかというともちろん蘭菌のことだ。セイビアーやバリダシンは蘭菌への殺菌効果も高い。大事な蘭菌にとっては毒なのだ。

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薬液は葉の表裏に均一にかかるように散布したい。特に葉面散布剤は気功のある葉の裏にたんねんにかける。

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炭そ病の越冬場所である枯れた袴にも散布。

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私は炭そ病については今まで徹底的に防除してきた。
その甲斐あってほとんど見られなくなった。新芽の成長も年々良くなり昨年は今までで一番良かったと思う。


生育不良になると肥料不足と思う人が多いが、炭そ病を防除できているかを今一度考えてみて下さい。
「葉先枯れ」ばかりでなく、「なんとなくの生育遅延」や「根痛み」は炭そ病の可能性が高いです。

自分が失敗したことですが、袴が枯れ上がって明らかに炭そ病だと思われる株を何度か購入し栽培しましたが、元に戻すに何年もかかってしまいました。一度かかったバルブの治療は困難で、新たに出る新芽にバックから移るのを防ぐしかないのがこの病気です。

ちなみに失敗事例は故人の遺品整理の競りで入れた品です。主人が元気なときは防除できていたと思いますが、特に長期に闘病した方の蘭は家族が水管理はしているものの、長きに無防除となりその間に炭そ病を蔓延させていることが多ったです。
例えば花が咲いていたような大きな株も入れたときの芽は前が出ると枯れるなどですべて枯れてしまい。残っているのは自分のところで出た芽だという感じです。すぐに花が見られると思っていたのに小苗を買って育てのと変わらなかったということになっています。

Posted by woods at 2016年04月22日(金) 09時05分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年04月21日(木)

昨日の第三蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

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画像は昨日の物です。

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サイド窓、妻窓、天窓すべて朝から全開。

一転、今日は一日中締め切っていた。

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遮光は

巻き上げで全面クールホワイト75%〜80%

棚上が南半分がダイオネット黒35%〜40%
北半分がクールホワイト 25%〜30%



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朝から20℃近い。

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夜温も上がり新芽(秋芽?)も伸び始めた。

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さすがにハウスのため芽の伸びは第一蘭舎より早い。

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こちらは加温室。最低温度を10℃以上にしてきた。

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芽の伸びは特に早いとは思えない。

Posted by woods at 2016年04月21日(木) 20時23分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年04月20日(水)

今朝の第一蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]

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代わり映えしませんが今朝の第一蘭舎です。

まだ夜はビニールを閉めています。

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朝、4ヶ所ほどすかしている。

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新芽はぼちぼち見えだした物もある。

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こちらは秋芽だ。

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これも気がつけば伸びていた。

Posted by woods at 2016年04月20日(水) 21時41分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2016年04月18日(月)

中村支部新芽会 [お知らせ(旧)]

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こちらは中村支部の新芽会開催要領(執行部案)です。
まだ理事会が開かれていないので正式ではありません。

Posted by woods at 2016年04月18日(月) 17時59分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2016年04月17日(日)

新芽会と花会 [お知らせ(旧)]

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今日は土佐愛蘭会の「支部長・役員合同会」が南国市であったので行っていました。

その中で28年度の新芽会と花会の開催案が示されたので紹介する。











(画像を左クリックして拡大画像化の下方が切れる場合は、右クリックからリンクを新しいウインドウで開を選択して下さい。)

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Posted by woods at 2016年04月17日(日) 23時24分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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