2016年06月30日(木)
昨日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
昨日の画像です。
写真では色が解りにくいと思うが、施肥前と比べるとずいぶんと葉色は濃くなった。
花芽分化はほぼ終わっているので、蘭舎を暗くしても花には影響ないだろうと思って、16日に遮光率75%の遮熱ネットの下に張っていた遮光率25〜30%のクールホワイトから遮光率30〜35%のダイオネットシルバーへ張り替えていた。
遮光率以上に暗くなっている。
肥料だけでなく暗くしたのも葉色を良くしていると思う。
また昨年は8月16日に遮光率30〜35%のダイオネットシルバーを白色寒冷紗25%へ張り替えたていたが、今年はもう1ヶ月ほど遅くまで残そうと思っている。
Posted by woods at 2016年06月30日(木) 08時49分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年06月26日(日)
早朝潅水 [最近の蘭舎(旧)]
Posted by woods at 2016年06月26日(日) 07時07分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2016年06月25日(土)
山苗の植え付け [最近の蘭舎(旧)]
蒸し暑い日が続くと山の芽もどんどん伸びていますね。
大量に採取したときはまとめて駄鉢に植えている。
私の山苗の植え方を紹介する。
鉢は素焼きの6号の駄鉢。
用土は成木上と同じ物。
土を手でつかんで根があまり沈まないように入れている。
初めは鉢の縁に苗を寄りかからせて埋めている。
埋ながら鉢の縁をたたいて苗を鉢の縁から2センチくらい中に寄るようにしている。
最後は化粧土として5ミリの篩から篩った細土を表面に載せている。
Posted by woods at 2016年06月25日(土) 21時07分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年06月22日(水)
今夜の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
ネタが無いので今夜の第一蘭舎です。
肥料がかなり効いてきたように思う。
夜だからかな?
新芽を撮ってみた。
以前にも紹介した一番綺麗な芽。
一番大きな新芽。もう葉っぱになっている。
これも綺麗な芽。未開花。
出芽は白くて綺麗だったがかなり緑が乗っている。未開花。
これも。
無名紅。何回か咲いている。
昨年奴芽だった。片方が上の画像のようにかなり大きくなった。片方は今やっと出てきた。しかも3つ。
こちらはちょうどの芽。これくらいゆっくりで良いと思う。
Posted by woods at 2016年06月22日(水) 21時12分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2016年06月21日(火)
薬剤防除 [最近の蘭舎(旧)]
今日は昼から良い天気になり、蘭舎は30℃越えとなった。
朝の内は天気予報は晴れにはなっていなかった。
雨の合間を縫って散布を強行しようかと思っていた。
前回から3週間、どうしてもしておきかった。
メインはアミスターフロアブルとバリダシン。
少しでも葉緑素が増えないかとメリットMを加用。
成分: Mg1.0-Mn2.0-B0.3 Fe2.0-Cu0.3-Zn2.4-Mo0.1
黄色くなったのには徹底的にかけた。
Posted by woods at 2016年06月21日(火) 18時19分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2016年06月19日(日)
黄化3 [最近の蘭舎(旧)]
こちらは第三蘭舎。
施肥したのは同じ日だ。全体としては肥料が効いてきたようだが・・・
この画像は山苗。
第二蘭舎の山苗はこんなのは一つもないが、ここには葉が特に黄色くなったのが目立つ。
何が違うのだろうかと考えてしまう。
特に明るいわけではない。ハウスなので高温になりやすい。窓の解放での乾燥もあるだろう。
ただ全体が同じようになっていれば対策も取りやすいが10株に1株くらいの割合での黄化だ。何をすれば良いのだろう。
最近、光障害とか光阻害とかをよく目にするようになった。
以前は単に葉焼けとして済ましていたものだと思うが、そのメカニズムが明確になってきたので、広義の葉焼けではなく光そのものの過剰害を説明するものだ。
ネットで検索すれば出てくるが、いざ対策としてはどうするかは目新しいところはない。今やっている管理をしっかりとやっていくしかないようだ。
過剰な光が光合成装置を破壊するというものだ。本来植物は回避機能を持っているが何らかの原因で出来なくなったとき光合成装置=葉緑体が破壊される(黄化する)。
フル回転していたエンジンが冷却されずにオーバーヒートするようなものだ。対策としては光そのものを減らすか光合成でオーバーヒートしないように葉を冷やすしかない。
Posted by woods at 2016年06月19日(日) 18時35分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年06月17日(金)
芽かき [最近の蘭舎(旧)]
毎年のことだがこの時期は芽かきに忙しい。
今日も4芽出ていた株の芽かきをした。
芽かきの仕方は今までにも何度も載せているので省略。
4つの内2つをかいだ。
かいだ芽はこんな感じだ。
こちらは別の鉢だが上手にかけた。
Posted by woods at 2016年06月17日(金) 17時35分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
2016年06月16日(木)
ダイオネットシルバー [最近の蘭舎(旧)]
今日は思うところあって遮光資材を交換した。
今までは遮光率75%の遮熱ネットの下に遮光率25〜30%のクールホワイトを張っていたが、このクールホワイトを遮光率30〜35%のダイオネットシルバーへ張り替えたのだ。
画像の左がクールホワイト、右がダイオネットシルバー
天井全面をダイオネットシルバーにするとともに、サイド面も補強した。
なんてことは無く、昨年と同じ状態にしただけだ。
昨年はこれでは少しくらいかと思ったので今年はクールホワイトの25〜30%に代えていた。
わずか5%の遮光率だがダイオネットシルバーがずいぶんと暗く感じる。
Posted by woods at 2016年06月16日(木) 19時38分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年06月15日(水)
黄化2-2 [最近の蘭舎(旧)]
下の画像は化学性の話の中で使った表。
なぜ欠乏症を疑うかというと私が使っている用土にはほとんど苦土(MgO)が入っていないからだ。(サツマは軽石に自家製ダケは白根土に近いと思う)
そして肥料として使っているグリーンキングには水溶性の苦土とマンガンが微量に含まれているものの潅水回数が多くなったここ何年かでは不足してしまうのではないかと考えられる。
以前のように夏場でも6,7日に一回なら肥料成分の流亡も少なかったと思うが、3,4日に一回となった今では施肥したものの多くが流出していると考えられる。特に水溶性ならなおさらだ。
(グリーンキングは加里含有量も少ない上に水溶性なので加里も不足しているかもしれない)
そんなこともあって液肥クミユーキ2号や葉面散布メリットMを潅注してきた。
全体としては不足気味なのだろう。それ故個体差や条件(蘭菌が弱ってしまうのも黄化の要因だと思っている)によって黄化してしまう株が出てくるのだろう。
Posted by woods at 2016年06月15日(水) 06時13分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
2016年06月14日(火)
黄化2 [最近の蘭舎(旧)]
こちらは第二蘭舎。
少しおかしな蘭を置いている。
その主なものが葉が黄色くなった蘭だ。
先に紹介した蘭は黄化したところは古葉で新しいところ2芽は問題なかった。
こちらは昨年の芽まで綺麗に黄色い。
昨年は夏場の乾燥に留意して管理していたので乾燥が原因とは言えない。それを考えると肥料成分の欠乏症を疑うべきだろう。
これも全体が真っ黄になっている。
施肥して1週間。葉色はまったく戻らない。窒素欠ならそろそろ緑が乗るころだ。
それに施肥はそこそこやっているので窒素が欠乏しているとは考えられない。
欠乏症としたらやはり苦土やマンガンだろう。
ただ欠乏症対策はやっている。ここまで黄化するのは個体差だろう。
特別にメリットMを潅注してみようか。
こちらは山苗だ。
不思議なことに黄化した株は一つも無い。黄色く見えるのはハケか黄金葉だ。すべて直根付き苗で蘭菌がしっかりしているので欠乏症も出ないのだろう。それに乾燥対策も早くからやってきた。
黄化の原因はいろいろと考えてしまう。
Posted by woods at 2016年06月14日(火) 21時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2016年06月13日(月)
グリーンキング [最近の蘭舎(旧)]
7日にグリーンキングを置肥したので今朝は施肥して6日目となる。
鉢の表面は見事にカビだらけとなった。
毎日雨が続くのでカビやすいのだろうが、今回は見事にカビた。
このカビは気にすることはないのだが、これはあまりにも酷い。株元までびっしりだ。
今朝はこんな鉢のグリーンキングを鉢の縁に寄せてあげた。
Posted by woods at 2016年06月13日(月) 07時18分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
2016年06月10日(金)
潅水 [最近の蘭舎(旧)]
この時期は早朝潅水をしている。
ただ梅雨時期なのでなかなか天気の良い朝にやることは出来ないが、今日は良く晴れていた。
中3日だが潅水した。
晴れた日にしたかったのもあるが、早めにしたのは先日施肥をしたからだ。置肥は水やりのタイミングを誤ったら根を傷めてしまう。
肥料の分解具合によって遅くならないうちに水やりしている。
亜硝酸態窒素は言うまでもないが硝酸態窒素が過剰に生成されると浸透圧の関係で外皮や皮層細胞を痛めてしまう。
通常油かす類はこの時期置肥をした場合1週間から10日で多くが分解される(ただし十分な水分が必要)。それに加えて配合肥料も混合されている。配合肥料は速効だ。
肥料の分解具合は銘柄によって違うが私が使っているグリーンキングは早期に硝酸へと分解される成分、あるいは硝酸態窒素そのものが配合されていると思われる。
置肥したのは7日だが、前日に潅水しているのでかなり溶け出していたと思う。
葉色も幾分濃くなったように見える。
Posted by woods at 2016年06月10日(金) 09時07分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
2016年06月09日(木)
寄せ植えの効果 [寒蘭の勧め(旧)]
寄せ植えについては以前に紹介したが、黄金葉では生育促進の効果が高いと思う。
寄せ植えして2,3年もすると何年も作れなかった黄金葉がまともな生育になっている。
画像は直根付きの普通葉と黄金葉の小苗を植えていたもの。
特別なことはなく二株をくっつけて植えていた。
黄金葉
根は比較的細いが大きな新芽が付いている。
普通葉
大きな直根付いている。
こちらは大株の普通葉に20センチ弱の3枚葉+2枚葉+2枚葉の3芽を一緒に植えていた。作落ちしていた株なので単独なら25センチくらいの3枚葉が出れば良いとこだったが、寄せ植えで37センチの4枚葉が出た。今年の新芽も大きい。
こちらは前が出たら後ろ枯れるような株のバックを寄せ植えしていたが、昨年の芽が大きく育ち新芽も立派なのが付いた。
不思議なことに黄金葉の緑も濃くなっている。
これは蘭菌の不思議さだろう。
Posted by woods at 2016年06月09日(木) 22時58分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年06月08日(水)
第三蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
何度も紹介しているが第三蘭舎のビニールハウスです。
今朝の状態です。
このハウスは南西北サイドの3面と、西と東の妻サイドに手動開閉の窓、屋根の中央に30センチほどの巻き上げ開口を付けている。
計6カ所を開閉することで換気を行っている。
西側の妻サイドは吸気として東は排気としている。排気は工業扇2台を設置。
サイドは自動巻き上げとしている。25℃を境に開閉する。
ハウス内は蘭棚が3列あり北側の2列を寒蘭を置いている。
この棚は画像のようにノーポリで囲っている。冬期の保温用の内張なのだが、夏場も乾燥防止として残している。
内部はこんな状態だ。
サイドに垂らしている1メートのほどのノーポリを60〜70センチめくっている。
南側はハウスのサイド窓が全開になると風が吹き込むので出来るだけ入らないように6、7割しかめくっていない。
北側は窓の外は畑の法面なので涼しい風が入るよう多めにめくっている。
サイドに垂らしているノーポリは天井部のノーポリに密着せず10〜20センチほど隙間を空けて取り付けている。
これは夏場に乾燥が酷くなったときにノーポリをもう少し下ろしても(あるいは完全に下ろすかもしれないが)、隙間があることにより煙突効果で蘭棚内の温度上昇を防ぐ効果があるからだ。
西側は吸気用に出入り口を開けている。
天井には東向きにサーキュレーターを設置し風の流れを作っている。
東側は申し訳ないほどの小さな換気扇一つだ。
これほど密封していると皆さん驚くが、床に散水しているので思ったほど温度は上がらない。
こちらはエビネを除けて作った加温棚。
5月以降北面のビニールを除けた。
この状態でも蘭棚より1〜2℃温度は低い。
温度差はノーポリとビニールの違いだと思う。
エビネ棚。
すっかり嫌になっているのだが最低限の管理だけはしている。
手抜きの方が良く育つのかもしれない。棚の上を覆うノーポリは晴れた日は掛けている。
Posted by woods at 2016年06月08日(水) 06時43分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2016年06月07日(火)
施肥 [最近の蘭舎(旧)]
今日はグリーンキングを置肥した。
施肥量は左表を基準にしている。
土の量に比例した施用量となっている。
いちいち秤で量ってやれるわけはないのでおおよその目安だが、今までグリーンキングはこれに添ってやってきた。
ただ今日はいつもより2〜3割多めにやった。
黄色い葉が目立っていたので今まで窒素が不足気味かと多めにした。
ゼオライトがかなり入った配合になっているので、少々多めにやっても大丈夫だ。
Posted by woods at 2016年06月07日(火) 20時02分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年06月05日(日)
黄化 [最近の蘭舎(旧)]
寒蘭は同じように作っていてもどうしてもおかしな株が出来てしまう。
この葉っぱの黄化は何が原因なのだろう?
あれこれ考えても埒があかない。
とにかくひっくり返してみる。
根は綺麗だ。
このまま植えていても展示会には使えないので、黄色いところを二芽外した。
後ろの端の根が何本かカスカスになっていたが、この程度では葉に影響するものじゃないと思うが。
液肥や葉面散布しても葉色が濃くならない。
窒素不足から来ているものでもないのだろう。
ゼオライトを入れすぎて肥料が効かなくなっている可能性もあるが、それは置き肥をして様子を見たい。
いくつか黄化の要因を考えて、該当しないものを除けていくと、最後に残るものが黄化の原因だろう。
日焼けが一番に疑われるが、8割方は正常な葉色をしている。また昨年と一昨年の芽はどれもおかしな物はない。
古い葉が黄化している。何か微量要素の欠乏症だろうか?
疑い出すと切りが無いが、他にも幾つか除外できる。
欠乏症対策もやってきたし、蘭舎の明るさは以前からするとずいぶんと暗くなっている。
最後に残るのはあれしかない。今年はそれを注意して管理したい。
Posted by woods at 2016年06月05日(日) 22時52分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
2016年06月04日(土)
芽かき [最近の蘭舎(旧)]
6月も早くも4日。来週には置き肥をしようかと思っているが、今日は置き肥前にしておきたい作業をした。
何をしたいかというと芽かき。それも土を入れ替えて行うような大きな作業だ。
この蘭は緋月だが奴で芽が来た。
この緋月は十川の紅ベタと呼ばれていて平成6年に15センチくらいの2芽物を2人で入れて私は8万円出した。途中で半分に分けたが、私の分はやっとここまでに育った。同じ平成6年の暮れには竹内から竹内が60万円で買ったという十川の紅ベタをいらないというので貰ってきている。
現在4芽だが昨年の芽は58センチになっている。これほど作上がりに育った蘭も珍しい。バックは30センチほどしかない。
芽を欠くのと一回り大きな鉢に植えようと思ってうつしてみた。
根被にはかなりなダメージがあるがどこもかなり堅い。根の先端は伸長している。この茶黒いのを病気だとか腐っているとか言う人がいるが、これは根圏微生物が活発に活動していた跡で正常な結果だ。
これが悪いことであるなら何故黄金葉の緋月がここまで作上がりに成長したのだろうか。
根被は本来の根を保護しているスポンジ状の組織だと言うことは先に述べたと思うが、ここはまた別の意味のある場所になっている。
蘭は葉で合成した糖などの栄養分を根の先端から分泌している。それはさまざまな微生物を呼び寄せるためで、呼び寄せられた微生物はしばらくは根被の内外で繁殖している。蘭菌は皮層から菌糸を伸ばしこの微生物を餌としてる。
根被は蘭菌の狩り場なのだ。
この茶黒いカ所や穴ポコは蘭菌が勢いよく狩りをした後なのだ。蘭菌の上前をはねる蘭が大きくなるのは当たり前だ。
展示会用の鉢に植え替えた。
Posted by woods at 2016年06月04日(土) 16時40分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年05月30日(月)
今朝の消毒 [最近の蘭舎(旧)]
天気予報では昼までは曇りで午後晴れになっていたが、朝起きると見事に晴れていた。6時17分。
と言うことでやりたかった農薬散布をやった。
メインは昨日紹介したベルクート水和剤。これを2000倍。バリダシン1000倍、アミノメリット黄2000倍、アミノメリット特青2000倍の混合だ。
ベルクートは新薬でもなくごく一般的な農薬。私が初めて使うわけだ。
炭そ病の予防効果もある薬剤で、糸状菌全般に効く。
アミノメリットは青を1000倍でやろうかと思ったが古くなっていたのと残り少ないのとから黄と特青の混合とした。
7時16分。
消毒はやれば1時間足らずで済む。正味30分くらいただが、やろうと思う腰が上がらない。天候のタイミングがなかなか合わないのと薬害の心配もあるからだ。
今日は良いゴルフ日和。一汗流して夜のビールは旨まかろう(^□^)
Posted by woods at 2016年05月30日(月) 07時36分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年05月29日(日)
最近は? [最近の蘭舎(旧)]
毎日雨ばかりで嫌になりますね。
前回から2週間以上経つので農薬散布をしておきたいのだが、なかなかタイミングが取れない。
今日はオークションに何か出品しなければと蘭を眺めていたが、新芽が気になって何鉢か芽かきをした。
この株には新芽が3つ出ていた。
奴に出ている片方をかぐことにした。
はさみで切り取った後、癒合剤を塗布。
それから農薬は何を散布しようかと考えていたが・・・
とりあえずJAでこれを買ってきた。
今回初めて使おうと思ってベルクート水和剤を買った。
フロアブルが欲しかったが置いてなかったので水和剤にした。
2000倍で使用しようと思うので、70リッターの薬液なら35グラムで良い。水和剤は開封後湿気を持つと薬効が低下する。残りはペットボトルに入れて保管している。
Posted by woods at 2016年05月29日(日) 20時23分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
2016年05月26日(木)
炭そ病と潅水 [寒蘭の勧め(旧)]
炭そ病については何度も紹介しているので今更と言う感じだが、まだ十分理解されていない方も多いと思うので・・・
炭そ病の発生には潅水の仕方が大きく影響する。
潅水後気を付けて見ると葉先や袴に水がたまっていることが良くある。
その場所で何が起こっているだろうか?
画像は炭そ病で出来た黒点(分生子層)から胞子(分生子)が一斉に吹き出してきたところだ。
左側の大きな黒い塊が分生子層で右の小さな楕円形の細胞が分生子だ。
炭そ病の胞子は濡れ状態が長時間無いと病原性を持たない。
潅水してもすぐに乾いてしまうと黒点(分生子層)から胞子(分生子)が出てこない。炭そ病の感染はこの胞子が回りに拡散することで起こっている。濡れ状態が6時間を超える当たりから急激に炭そ病の感染と発病は多くなるのだ。
もちろん濡れ状態になる場所が炭そ病に感染していないと大丈夫だが、何度薬剤防除してもそんな場所には少なからず菌は存在している。
枯れた葉や袴の裏を見るとコショウを振ったような小黒点がびっしりと付いていることがある。その黒点の一つ一つが炭そ病の分生子層なのだ。
潅水後のタイムリミットが6時間。天候や時間帯によって濡れ状態が解消するのに大きな差が出てくる。この時期それを考えたて潅水しなければならないのだ。もちろん1時間以内に解消するのが理想だが、実際は難しい。
潅水後の送風や綿棒使用でしっかりと余水を取り除いている人もいる。私はそこまで出来ないので薬剤散布も頻繁にしている。
雨天時の潅水や夜間潅水を止めるだけでも発生を少なく出来ると思う。
なお、日中の潅水を嫌がる人もいるが、日中潅水がダメだという根拠は何処にもない。
Posted by woods at 2016年05月26日(木) 13時59分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 10 )
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