2021年06月11日(金)
潅水 [最近の蘭舎(旧)]
天気予報では、今晩から雨で明日も一日降るとのこと。日曜月曜も降ったりやんだりで火曜日まで日光を見ることは出来そうにない。
今朝は曇り空だが水をやることにした。
昨年より少し遅くなったが、昨日置き肥をしていた。
いつものグリーンキングをいつものように置いたが、昨日はトータルで6Kgほどになった。一鉢2.6g平均だ。少しやり過ぎたかもしれない。
今日で中3日潅水。急な暑さがあった後なのでタイミング的には悪くないのだが、病気が心配。
雨上がりの15日か16日に農薬散布をしたい。
Posted by woods at 2021年06月11日(金) 08時36分 パーマリンク
2021年06月07日(月)
隔離後の処置 [最近の蘭舎(旧)]
前回の水やりから6日間まともに太陽を見ていない。ずっと曇り空だ。
今日もどうしようかと思いながら水やりしていた。
そろそろ置き肥をと思っているが、先にやりたいことがあって出来ていない。10日当たりしようかと思う。
今日は第一と第三蘭舎は潅水したので、第二蘭舎に隔離していた蘭の処置をすることにした。
これは昨年の夏場にバックが枯れこんだためバックを外して新芽一芽だけで植えていたもの。助かったと思ったがここ1〜2週間で黄色くなって枯れてしまった。処分する前に根を見てみた。
葉が黄化する症状はフザリウム菌による腐敗病に似るが、これは腐敗病ではない。腐敗病はここまでの黄化でも根の腐りはあまりない。これは全ての根が腐っている。また腐敗病は葉が黄化するとバルブ直上で離層が形成されそこから上部がポキッと折れるように落葉する。
この蘭は根が腐ったため葉が黄化したようだ。バルブは堅いままでいる。炭そ病などの病気なのかどうかはわからない。
こちらは昨年秋バックの葉が痛んできたため剪除し伸びていた新芽1芽を残していたもの。
伸長の途中で成長が止まっているようなので根を見てみた。
こちらもバックの根は全て腐っていた。伸長した芽には3本ほど根を下ろしていたが、それもことごとく傷んでいた。伸長が止まったのは根が傷んだためだ。これも腐敗病ではないが助からないと思い処分した。
この株は最近になって葉が枯れてきた。一つのバルブの葉の1枚が枯れて次第に残りの葉も枯れた。一気ではないので様子を見ていた。
根を見てみたが腐ったところはなく特に問題なかった。
葉の枯れたバックを外し植え直した。
こちらは昨年5、6条立ちのバックが前2芽残して枯れていた株。前も枯れるかと様子を見ていた。
葉の無いバックを外したが、バックには根は1本も良い物はなかった。葉のある方も先端が1/3位腐っていた。悪いところを取って植え替えした。昨年の内(葉が枯れた直後)に処理していたらここまで傷まなかったかもしれない。
これらの株は腐敗病の疑いから正常な株から隔離することが最大の目的だった。そのため水をやるくらいでほとんどほったらかしの状態だった。早めに処理すると助かるものもあると思う。
Posted by woods at 2021年06月07日(月) 20時20分 パーマリンク
2021年06月03日(木)
2021年06月02日(水)
農薬散布 [最近の蘭舎(旧)]
今朝は予想に反して曇っていた。
しばらくどうしようかと迷っていた。
9時を過ぎたころ日が射してきたので、何とか大丈夫だろうと農薬散布を予定通りすることにした。
今日の農薬
こんな天気では、劇物のデランフロアブルは薬害がわからないので先延ばしにし、間違いないセイビア−フロアブル20をメインに散布することにした。バリダマイシン液剤5はいつものように、さらに炭そ病にはあまり効かないと思うが汎用性のあるダコニール1000も混合した。それぞれ1,000倍。ついでにメリット青を2,000倍で加用。
今年は新芽を痛めないようにしたい。昨年はなんやかんやで20鉢は枯れたのがあった。アミスター20フロアブルでは効かなくなっているのかもしれない。
Posted by woods at 2021年06月02日(水) 10時31分 パーマリンク
2021年05月31日(月)
今週の予定 [最近の蘭舎(旧)]
今朝は良く晴れた。
今日で5月も終わりですね。
潅水画像は23日撮影
前回23日に農薬散布しているが、梅雨時期だ天気が崩れる前に一度散布しておきたい。6月2日で10日、6月6日で2週間経つ。この間に出来ればしたい。それと前回いつ水やりしたかだが、3日前なのに忘れている。明日中3日だが水やりは済ましておく方が良いかと思う。
天気次第だが1日と2日は晴れそうだが3,4日は崩れそうだ。そのあとの晴れ間は6日の日曜日になる。タイミング的に明日明後日に潅水と消毒をしておくのが良いだろう。そのあと置き肥もしないといけない。
今日農薬を買ってきた。これのどちらかを使おうと思う。
(自分はずっとアミスターを使ってきた。アミスターが効かない炭そ病が増えていたら困る。)
第三蘭舎で使用していたねずみ取り。
建設当時ネズミが住み着いていた。手洗いの石けん(牛乳石けん)を食べられていた。中くらいのネズミは捕まえられたが、親指くらいの野ねずみはこれでは無理だった。粘着シート式のねずみ取りの方が良かった。
しかし、ねずみ取りの一番は何と言ってもこれだね!
Posted by woods at 2021年05月31日(月) 08時59分 パーマリンク
2021年05月30日(日)
バーク堆肥植え
天気が良かったので今日も植え替えしていた。
バーク堆肥を使った再生土植えを幾つかアップしていたが、少し考えをまとめたので改めて紹介する。
画像は24ヶ月前に24ヶ月使用した土を再生の意味でバーク堆肥を混ぜて再利用したもの。新土で植え替えたものより生育が良い。大きな新芽になっている。
バーク植えの植え付け時の注意点は傷んだ根や怪しい根はできる限り除けておくことだ。画像のようにバックバルブの根はひげ根(中心柱)だけにしても良いと思う。
傷んだ根や腐敗しそうな根はバーク堆肥が入ることによる菌の増殖により早めに腐りそうだ。
バークを入れると良い菌を増やすだけで無く悪い菌も増えてしまう。
入れる量は4.5号のプラ鉢で10g位が妥当だ。
自分が使ったのはヤシ殻バークだが、ホームセンターで手に入る物なら問題ないと思う。ただし家畜糞堆肥はNG。バークと謳っているものにすることだ。製品によりバーク以外の物も入っているが気にする量では無い。
4.5号のプラ鉢の古い土に10gのバークを加えたところ。
10gなら混ぜてしまうとわからなくなるがこれくらいが無難だと思う。
Posted by woods at 2021年05月30日(日) 17時02分 パーマリンク
2021年05月27日(木)
近況 [最近の蘭舎(旧)]
特に変わったことは無いです。
今朝の大雨も昼前にはやんだ。
我が家の蘭舎の周りにはびわの木がある。
豊富にあるのでびわの葉茶を作ってみた。
血圧を下げるというのでしばらく飲んでみようと思う。
チョコは毛替えの季節を迎えた。
午後から幾つか植え替えした。
この蘭は葉が所々黄色くなってきた。根が悪くて成っていないかと見てみた。昨年花は付きそうでつかなかった。
色は悪いが特に傷んだところはない。
イモだけになったバックバルブを外すとすっきりした。
葉焼けかとも思われるが、これを置いていた場所は日が強く当たるところでなく蘭舎の中では暗い場所になる。
取りあえず新しい土に植えて様子を見ることにした。
これは昨年花が付かなかった蘭だ。当然付くと思うほど株は出来ていた。根を見てみたが何ら問題なかった。新芽が出来すぎても花が付かない時がある。今年は付くと思う。
どれも新芽がよく伸びていると思われるが、本来はこんな大さだろう。
この株は昨年花を付けていた。上二つは未開花株。
この鉢は昨年の開花蘭。開花した株は秋芽を付けるだけの余力が無い。開花株は本来の新芽の付き方をする。
こちらは未開花株。
秋芽が伸びた物だ。
こちらはバーク堆肥を混ぜて植えていたもの。
未開花株のバック。
24ヶ月たった古い土にバークを少量混ぜて植えていた。
根は意外と良い。新芽も大きい。
プラ鉢4.5号にバーク堆肥一握り入れたと思う。
加減が難しいと思う。多すぎると根腐れに繋がる。お勧めしないが、上手くいくと蘭の生育はすこぶる良くなる。
幾つか良くなかった株があった。根の悪いものをこれに植えても根は良くならなかった。バークは細かいので蘭土の粒子の周りに入り込む。固相と液相が増え気相が減ることになる。このあたりのバランスをいかに取るかが根傷みするかしないかの分かれ道になると思う。
Posted by woods at 2021年05月27日(木) 17時11分 パーマリンク
2021年05月23日(日)
農薬散布 [最近の蘭舎(旧)]
今朝は良く晴れた。
昨日は雨こそ降らなっかたが良い天気ではなかった。
中5日で潅水を強行、炭そ病が心配になった。
今日の農薬他
農薬散布には前回から間がないかと思ったがちょうど2週間空いていた。
久しぶりに炭そ病の予防と治療に効果の高い「ゲッター水和剤」(1,000倍で使用)を散布することにした。アミスターフロアブル20を散布しようかとも思ったがアミスターに抵抗性をもった炭そ病が出たら困るとゲッター水和剤にした。
またそろそろホコリダニや害虫が発生しそうなのでコテツフロアブルを2,000倍で混合。バリダシン液剤5(1,000倍)はズボ抜け予防他。さらにメリットMを2,000倍で加用した。
ここからの画像は散布後(時間は10時19分)
今日はバリダシン液剤5を切らしていてホームセンターまで買いに行ってたので散布が遅くなった。成分の抗生物質バリダマイシンAは広く糸状菌や細菌に効果があり耐性菌も出来にくいと言うことだ。原因不明のスボ抜け症状に効果があると思う。と言うことで自分は毎回散布している。ただ前回は切らしていたのでタチガレエースを使った。
メリットMも常用するようになった。
一種のサプリメントだ。自分は老化防止のために使っている。今のところ害も無いので毎回混合しても良いかなと思っている。光合成装置のオーバーヒートを潤滑剤として抑えてくれる。乾燥や水分不足下の光過剰で空回りすると光合成装置は壊れてしまうようだ。それが葉の黄化の大きな原因となる。
現在寒蘭には炭そ病が3種類はあると思う。
従来のように葉先や袴を枯らすだけの物と20数年前にイチゴ農家を壊滅させた感染する株を枯死させてしまう強毒のもの。この二つの中間で株が枯れるほどでないが生育不良を起こすものだ。
Posted by woods at 2021年05月23日(日) 10時42分 パーマリンク
2021年05月21日(金)
小さな鉢に植えるには2 [最近の蘭舎(旧)]
私は基本植え替え時にはバックを外す。
それでだいぶ根はすくが長さは短くはならず逆にほぐれて長くなる。
そんなときは
元の鉢に差し込みまず底に四分の一くらい土を入れる。これで根の先が固定される。
株を持って左右どちらかへ回す。取りあえず90度くらい回す。土を少し入れたす。
さらに90度くらい回す。それで鉢の縁よりも深く埋まる。最後に土を入れながら傾きと高さを調整しする。最初から180度回した感じだ。これで根は折れること無く螺旋状になり、根より短い鉢に植えることが出来る。
今日は植え替えしもってオークションに出品する株を用意した。
明日明後日は少しは天気が良くなりそうだ。
中5日になるが、潅水をどうしたものかと思っている。
全然乾いていないのだ。
明日すっきり晴れれば問題なく水やりできるが、明日も曇りだとどうしたものか。
Posted by woods at 2021年05月21日(金) 17時41分 パーマリンク
2021年05月19日(水)
小さな鉢に植えるには [今日の一枚(旧)]
根を螺旋状に回転させて植える
ちょっと質問があったので過去記事を引っ張り出してみました。
Posted by woods at 2021年05月19日(水) 21時22分 パーマリンク
2021年05月18日(火)
今夜の第一蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
Posted by woods at 2021年05月18日(火) 21時26分 パーマリンク
2021年05月16日(日)
潅水 [最近の蘭舎(旧)]
高知県も昨日梅雨に入った。先週は火曜日から天気が悪く木曜日の午後に少し日が射しただけだった。中3日で水をやっても良かったが前日まで雨だったので先延ばしにしていた。
今朝は少し雨が降っていたが昼間は曇りの予報で夕方までは雨が降りそうにない。
前回から中5日、明日明後日も雨なので今日しかないと潅水した。
再度を囲っているビニールも空けられるところは全て空けた。
晴れの日に潅水するのが理想だがこの時期はそうも言ってられない。
炭そ病が心配だが9日に農薬散布しているので問題ないだろう。
枯れた葉は取り除いたので、あとは新芽が伸びてくるのを待つばかりだ。待ち遠しいが・・・・
Posted by woods at 2021年05月16日(日) 07時54分 パーマリンク
2021年05月14日(金)
蘭菌について [今日の一枚(旧)]
右の画像は寒蘭のショウガ根を輪切りにしたものです。どこかでホルモンを観察した記憶があり探してみた。随分と前のブログ記事の中の一枚だ。左が根の表面方向、右上に中心がある。
中心部の細胞内には何も見えない。ショウガ根だから光合成を行う地上部が無いので貯蔵養分であるデンプン粒は見られないのだ。しかし表面近くはペロトンが見える。ペロトンは蘭菌の生成物だ。おそらく寒蘭幼体はこのペロトンを栄養源として成長しているのだろう。
蘭菌のことを考えていると山にあるときはどんなのだろうとふと思った。これを撮影した10年前はショウガ根に蘭菌を見つけてもそれがどんなことなのかあやふやで何も考察できていなかった。
改めてみると寒蘭の不思議を考えさせれる。
Posted by woods at 2021年05月14日(金) 17時42分 パーマリンク
2021年05月13日(木)
今日の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
今日は一日蘭舎周りで過ごした。
降っているかいないかわからないような天気が一日続いた。
第三蘭舎の裏は山では無く段々畑が続く。びわが色づいてきたので鳥獣害対策をした。こんなんで効くとは思わないが、今のところカラスは寄ってこない。画像ではわからないが株元には防鳥ネット(霞網に色づけしたようなネット)を張ってハクビシン避けにしている。びわは若い時に接ぎ木した田中や茂木だ。食べると美味しい。
蘭舎では枯れ葉取りをしていた。
気が付いたら適宜取っているので大分少なかった。
この中で病気らしい葉を探した。炭そ病だと思われるが、先が枯れたので付いたような感じだ。
炭そ病も古い葉先が枯れるものであれば全然心配ない。これが株に入って腐敗病のように枯らしてしまうのであればやっかいだ。また比較的新しい袴を枯らすのもある。
根の悪いものもあったので紹介する。
昨年の秋バックが枯れ込んできたので傷んだところを外して植えていた。新しく伸びてきたところもあるが、バックの根はかなり悪い。
バックは葉を切除してイモだけになっていたが、前に影響すると行けないので外すことにした。バックの右にある短い根は残した方の悪かったカ所だ。こんな根はとにかく悪いカ所をできる限り取り除くことだ。そして新しい土で植え込む。
こちらは第一蘭舎。特に変わったことはない。
オークションに出品する鉢を準備した。この後写真撮影した。
(現在出品しているのでよろしくお願いします。)
Posted by woods at 2021年05月13日(木) 19時31分 パーマリンク
2021年05月09日(日)
農薬散布 [最近の蘭舎(旧)]
結局 今日は農薬散布することにした。
前回から2週間ほど経っているのでちょうど良い具合だ。
農薬は
やはり炭そ病対策がメインでアミスター20フロアブルを2,000倍で散布。ついでにメリットM これも2,000倍で混合。
さらに いつもはバリダシンを入れているが、タチガレエースM液剤を加用した。バリダシンが前回で無くなったのでなにか代わりに無いかとタチガレエースM液剤を1,000倍で混合した。
Posted by woods at 2021年05月09日(日) 17時28分 パーマリンク
今朝の蘭舎 [最近の蘭舎(旧)]
特に変わったことはないです。
今日も良い天気になりそうなので消毒しておこうかどうしようかと空を見ていた。
新芽の状況
良い感じで伸びてきている物もあるが、こんなのは明らかに秋芽が伸びた物だ。
今年の芽はまだこれからになる。
ほとんどは知らん顔している。
これくらいが早いほうだと思う。
Posted by woods at 2021年05月09日(日) 08時06分 パーマリンク
2021年05月05日(水)
今時分の寒蘭の根3
花芽分化のための貯蔵養分が十分あるか見てみました。
撮影カ所はバルブ直下5センチくらいのところです。
先端部分は貯蔵養分は少なくなっていきます。
輪切りした根の1/4位のカ所です。
カメラの解像度の関係で全体が撮れないので分割で申し訳ないです。この画像の左角下に中心柱が来ます。
右端の茶黒いところが根被。
画像の中央部皮層の細胞内に見えているのは蘭菌のペロトン。
中心柱の周りの皮層細胞にはデンプン粒がびっしり詰まっているのがわかる。
皮層細胞(デンプン粒)の拡大画像
皮層細胞(ペロトン)の拡大画像
中央はペロトンで満杯になった細胞。周りは皮層細胞の中で育っているペロトン。この大きさでは蘭菌の菌糸は見えない。各ペロトンは菌糸のネットワークで繋がっている。
更に拡大画像(ペロトン)
ペロトンの右上に菌糸が見える
ペロトンの左下に菌糸が見える。(上と同じペロトンを撮影している)
複数菌糸があるが立体なのでピントが合う部分が違い一枚の写真では写らない。周りの皮層細胞内にあるペロトンへそれぞれ菌糸を張っているように見える。
Posted by woods at 2021年05月05日(水) 14時09分 パーマリンク
今時分の寒蘭の根2
穴について考察してみます。
画像は比較的新しい根の穴
穴の初期
先端に近い方です。
輪切り
立て切り
根被の穴は大体こんなになっています。
新しいと薄く古くなると黒ずみが目立ってくる。
ちなみにこの根の先端部分です。
先端の根被は生きた組織なのでみずみずしい。
上の続き
根圏微生物(たぶん蘭菌も写っている)がかなり繁茂している。
根の先端に近い方に空いた穴周辺の顕微鏡画像です。
下の写っていないところに中心柱があります。根の先端に近いため比較的若い組織なのでデンプン粒がほとんど見えません。まだデンプンは貯蔵されていないようです。
根の中ほどに空いた穴周辺です。
下が中心柱に近い方ですが細胞の中にびっしりとデンプンが蓄積されているのがわかります。
穴の直下はなぜかデンプン粒が見えません。一区画でデンプンが消滅しているように見えます。蘭菌によって蓄積されたデンプンが消化されているようです。
Posted by woods at 2021年05月05日(水) 13時31分 パーマリンク
今時分の寒蘭の根
今日は4.5号のプラ鉢では窮屈になったこの株を5号鉢に植え替えた。
前回の植え替えから24ヶ月経っている。
根の状態はすこぶる良い。
自分はこの状態は蘭菌の活動が十二分だった結果だと思っている。
何かの原因で蘭菌の勢力が弱まっていればこうはならない。
この苗は平成25年に瓶苗を譲ってもらった物。
小さかった苗も随分大きくなった。
不思議なのだが
瓶苗は瓶から出すまでは無菌でもちろん蘭菌も付いていない。また瓶から出しても人力で蘭菌を接種することも無い。それなのに蘭菌が良く定着している。自分の環境では蘭菌の胞子はそこら中飛び回っていると思うが、芽に見えないことなのでいつどんな経緯で蘭菌が付着したのかと思ってしまう。
新芽も構えている。
バルブの状態から今年開花すると思われる。
先日蘭の根に空いている穴について質問があった。自分は蘭菌が関係していると考えているがこの説に確信はない。蘭菌以外にも根被に穴を空ける微生物は幾つかあると思う。大きな物ではセンチュウが穴を空けていたのを観察したことがある。
根の発生の初期は根被は生きた組織で、光合成の結果得られた糖分を分泌する組織になっている。それは植物がここに根圏微生物を呼び寄せるためだ。寒蘭の場合蘭菌は古い根の内部に定着しているが新芽の根が新しく下りてくると、古い根の蘭菌は一度外部に出てから新しい根へと伝染する(バルブを通して伝播しない)。
新しい根では蘭菌は根被の表でコロニーを作り繁茂していくが、次第に根被から皮層へと侵入していく。この課程で根被に穴があくと考えている(初期は小さな穴だが根の肥大とともに穴が大きくなり目に付く)。この穴が一直線に並ぶのは蘭菌が生長している根の先端部分に移動しているからだと考えられる。少数の蘭菌が付着して繁茂しながらコロニーを作り穴を空ける。一部が先端に前進しコロニーを作り穴を空ける。タイムラグがあるで一定の間隔で空いていくのでは無いかと・・・・
心配になったので、比較的新しい根を2本剪除して検鏡することにした。
Posted by woods at 2021年05月05日(水) 12時24分 パーマリンク
2021年05月03日(月)
遮光ネット変更 [最近の蘭舎(旧)]
時間は8時25分
今朝は良く晴れた。
今日は遮光を強めた。
遮熱ネットの下に一枚クールホワイト等を張った。
左側 遮光率25%の寒冷紗
右側 25-30%のクールホワイト
昨年は4月19日に張っていたので2週間ほど遅かった。遅くなったのは今朝まで遅くなっていることに気が付かなかったからだが・・・
遮光を強めるのは温度を下げる効果を狙ってのことが大きい。それからすると今年の4月は思ったほど気温が上がらなかったので急いで張る必要が無かった。蘭舎が30℃を超える日が続いていればもっと早かったかもしれない。
ただ、少し葉色が黄色ぽくなったかもしれない。ここ何日か日差しは強かった。
Posted by woods at 2021年05月03日(月) 17時53分 パーマリンク
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